ロールモデル紹介 まんまるなないろの地球 ディーガン美佐子さん
まんまるなないろの地球代表、FEC自給圏ネットワーク世話人代表、しがローカルSDGs研究会理事、比良の里人、滋賀県地球温暖化防止活動推進委員など幅広くご活躍されているディーガン美佐子さんをご紹介します。
1.どんな活動をされていますか?
(団体の事業内容、方針を教えてください)
「まんまるなないろの地球」は、地域の環境保全と資源を活用したまちづくりを目指す取組で、持続可能な暮らしを未来へ継承する活動をしています。併せて日本文化や大津市北部地域の歴史や魅力をインバウンド通訳アテンドを通じて外国人の方々へも発信しています。
「FEC自給圈ネットワーク」の活動では、気候変動の適応策や対応策の啓発、再生可能エネルギーの推進、講演会やイベント企画などに取り組んできました。
「滋賀県地球温暖化防止活動推進委員」としては、出前講座開催や講演会で深めた学びを活用し啓発に取り組んでいます。
「しがローカルSDGs研究会」の活動では、他団体との連携を図る活動も多く、容器包装ごみの削減と、プラごみ問題に対する地域住民の理解促進に向けた、身近なところからプラごみを減らす地域共通リユース容器「リパコ」の社会実験を大津市内で実施中です。
「比良の里人」では、 “比良山麓の石の文化MAP”を作成し、山と湖に囲まれた地域の魅力を再発見するツールとして10月にプレスリリースしました。

2.活動をするきっかけを教えてください
日々の暮らしや社会の仕組みについて考察を深めると自ずと活動へ繋がっていきましたが、きっかけは子育てでした。
コロナ禍には、滋賀県立大学の近江環人 地域再生学座でまちづくりについて学ぶ機会を得ました。1年間のオンライン受講をきっかけに、社会人でありながら学業を両立して学びを深め、2024年3月に修士学位を得ることができました。
3.活動をしていて良かったことや嬉しかったことを教えてください
学びは、未来へ繋げられる可能性を秘めていると実感できることです。共感し希望を語りあえる世代を超えたご縁に支えられています。こういった喜びは、希薄になりがちな人と人の繋がりを再構築し、支えあう基盤であると思います。それが豊かな地域環境を未来へ継承したいという思いへ繋がっているように思います。
4.今後やってみたいこと
(どの様な活動をしていきたいですか?)
できることを、継続していきたいと思います。人口減少社会を見据えて備えていくことは重要だと思います。先代の暮らしや文化を未来へ継承することのみならず、私たちは他国の文化との相違を尊重し合う準備はできているでしょうか。様々な国籍や文化の違いを正しく知る環境を整えることも非常に大切だと感じています。
5.これからNPO団体や市民活動で活躍したい女性へ
(先輩としてメッセージをお願いします)
外国から日本の日常を垣間見ると目線が変わり多くの気づきがあります。日々の暮らしの中では無意識に目を閉ざし、思考は停止してしまいがちです。日常の中で感謝の気持ちを持つことは簡単ではありませんが、意識的に「ありがとう」と言葉にすることで、その感謝の気持ちが習慣となり、心が豊かになるのを感じられると思います。
また、他人任せにせず、自分の意見を伝えることや行動に移すことも大切ですね。自分自身の本質に向き合い、誠実に生きることで、人生がより充実したものになると感じます。日々の小さな幸せや支えられていることに感謝し前向きでいることが、豊かな人生への道を開いてくれるのではないでしょうか。
この記事に関するお問い合わせ先
政策調整部 人権・男女共同参画課
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電話番号:077-528-2791
ファックス番号:077-527-6288
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更新日:2024年11月28日