「第25回大津市民短歌・俳句大会」結果について
大津市民短歌俳句大会 表彰式の様子
大津市民短歌俳句大会 表彰式の様子
第78回大津市文化祭の一環として開催した「第25回大津市民短歌・俳句大会」の受賞者を決定し、令和7年11月29日(土曜)に表彰式を行いました。
受賞者は下記のとおりです。(敬称略)表彰式終了後、投稿のあった作品(短歌)について選者によるの講評を行う短歌大会、また、当日受付した作品(俳句)を参加者で投票し優秀作品を決定する俳句大会が開催されました。
短歌大会(講評会)の様子
俳句大会(当日句)の様子
受賞者紹介
| 賞名 | 作品 | 学年 | 氏名 |
|---|---|---|---|
| 大津市長賞 | うら庭でいちじくの実がはじけたよそんな時期かと祖母がつぶやく | 4年 | 東 依風季 |
| 大津市教育委員会教育長賞 | リリースしトボトボ帰るお魚の背中を見ると少し気の毒 | 6年 | 佐々木 昴 |
| 大津市文化連盟会長賞 | 青い空ガリガリ食べるブルーハワイ冷たい舌も青にそまるよ | 5年 | 萩原 煌大 |
| 大津短歌連盟会長賞 | 真っ暗で声だけたよりすいかわり右へ左へ見えたぞここだ | 5年 | 原田 叶渚 |
| 佳作 | まてまてきんぎょにげるなきんぎょ一ぴきだけでもすくいたい |
5年 |
松本 若奈 |
| 佳作 | 体温と同じ気温の夏休み家と外では天国地ごく | 4年 | 河合 嬉衣 |
| 佳作 | おまつりでゆかたをきたようれしくてりんごあめたべはがとれたよる | 1年 | 新井 藍子 |
| 佳作 | おとうとはすぐおこるんだなんでかなまださんさいだしかたないんだ | 1年 | 我谷 宇太 |
| 賞名 | 作品 | 学年 | 氏名 |
|---|---|---|---|
| 大津市長賞 | 蝉時雨陸を追い越す艇の影空に響くはコックスの声 | 中学3年 | 原田 陽 |
| 大津市教育委員会教育長賞 | 遠くからもう帰るよと急かす声海とかけっこまだ遊びたい | 中学2年 | 山田 ひなの |
| 大津市文化連盟会長賞 | なつやすみ本をたくさん読んでみた行ってみたいなかがみの孤城 | 中学1年 | 福岡 桜奈 |
| 大津短歌連盟会長賞 | 落ちないで線香花火に諭す夜落ちたら夏が終わりそうだから | 中学3年 | 川野 和瑞 |
| 佳作 | 銀の雨落ちるたびに空が鳴る名前も知らぬ鳥が飛び立つ | 中学2年 | 平野 有紗 |
| 佳作 | ドッカンと心の中で鳴り響く君への想いと花火の音色 | 中学2年 | 田中 獅恩 |
| 佳作 | ミシガンの笛のひびきに手をあげる小さなボートぼくらの夏だ | 中学3年 | 鬼塚 祥彰 |
| 賞名 | 作品 | 学年 | 氏名 |
|---|---|---|---|
| 大津市長賞 | 入道雲空を旅する象の群れ | 6年 | 谷口 拓海 |
| 大津市教育委員会教育長賞 | あさがおがぱっとひらいてらっぱふく | 1年 | 高橋 あん |
| 大津市文化連盟会長賞 | 扇風機たたみにゴロ寝祖母の家 | 4年 | 谷口 楓 |
| 大津市俳句連盟会長賞 | 風りんのさいみんじゅつにかてないよ | 3年 | 中山 仁 |
| 佳作 | 夏おしむ最後の一夜宿題だ | 5年 | 仲上 道子 |
| 佳作 | かき氷食べたら舌が青い海 | 5年 | 山岡 篤郎 |
| 佳作 | ゆかたきてみんななかよくはいチーズ | 3年 | 小澤 市果 |
| 佳作 | アイス買いとけるとけると走る人 | 4年 | 福島 巧己 |
| 賞名 | 作品 | 学年 | 氏名 |
|---|---|---|---|
| 大津市長賞 | 手をつなぐ理由を探す夏祭り | 中学3年 | 松井 結愛 |
| 大津市教育委員会教育長賞 | 春うらら席替えくじに心鳴る | 中学3年 | 高橋 琉晟 |
| 大津市文化連盟会長賞 | 楽器なきライブのような蝉時雨 | 中学3年 | 山村 千英里 |
| 大津市俳句連盟会長賞 | ビー玉がカコっと落ちる夏の音 | 中学3年 | 古谷 葵 |
| 佳作 | 単語帳めくる手止まる熱帯夜 | 中学3年 | 定方 璃世 |
| 佳作 | 蝉鳴くやまだ眠たげな街の中 | 中学3年 | 梅田 優 |
| 佳作 | 夜明けから起きろ起きろと蝉時雨 | 中学1年 | 京嶌 優 |
| 佳作 | 炎天下歩くつまさき赤ネイル | 中学3年 | 居原田 一花 |
| 賞名 | 作品 | 氏名 |
|---|---|---|
| 大津市長賞 | 自転車に乗らなくなったあの日から緑のそよ風吹かなくなった | 西東 靖子 |
| 大津市議会議長賞 | 売りにゆきそこでまた買い断捨離が進まぬ本棚時間が止まる | 黒川 映湖 |
| 大津市文化連盟会長賞 | 車椅子くるくる回り逆転のスリーポイント弧を描き決まる | 近江 菫花 |
| 大津短歌連盟会長賞 | シベリアの凍土となりし義父思ひ引揚館を冷え冷えと出づ | 木村 孝子 |
| NHK大津放送局賞 | 薄紅の蛍ぶくろをふるふると揺らしておりぬ路地の夕風 | 岸田 孝子 |
| エフエム滋賀賞 | この米がもう売れている田植えする父が政治の無策を言えり | 北村 正幸 |
| 京都新聞賞 | 木造の大屋根リング触れて良し見上げて良し見晴らしも良し | 濱 純子 |
| KBS京都賞 | 下校みちわれとゆきあふ子がひとりためらひがちに「さよなら」といふ | 浅野 志津子 |
| 毎日新聞社賞 | 盆前に三日涼しき日の続き成瀬の町を秋あかね飛ぶ | 根本 秀行 |
| 佳作 | 待ちきれず打ち上がる前に打ち明けて君の横顔ばかりが光る | 中村 チハロ |
| 佳作 | 米の値が高いと簡単には言えぬ父の苦労を知っているから | 秋山 一美 |
| 佳作 | 棚田より見下ろすびわ湖にスポットを当てたるごとき中秋の月 | 鈴木 邦子 |
| 賞名 | 作品 | 氏名 |
|---|---|---|
| 大津市長賞 | 眠らない街が涸らせる天の川 | 山岡 澄 |
| 大津市議会議長賞 | 海は父湖は母なり鳥渡る | 山根 遊翁 |
| 大津市文化連盟会長賞 | 手術せぬ選択良しと畑を打つ | 小鑓 敏子 |
| 大津市俳句連盟会長賞 | 秋高し天智の志賀の夢遥か | 加藤 孝和 |
| 朝日新聞社賞 | 風船葛残り少なき置き薬 | 大嶋 孝奴 |
| 産経新聞社賞 | 透き通る物から箸を夏料理 | 西村 良隆 |
| 中日新聞社賞 | 冷奴崩さぬ夫と崩す妻 | 小池 るり子 |
| BBCびわ湖放送賞 | 筆順を記す朱墨や虫集く | 増永 賢一 |
| 読売新聞社賞 | 金髪のママ茶髪の子風光る | 山本 綾子 |
| 石倉政苑 特選 | 秋高し天智の志賀の夢遥か | 加藤 孝和 |
| 七里源一 特選 | 手術せぬ選択良しと畑を打つ | 小鑓 敏子 |
| 志村宣子 特選 | 海は父湖は母なり鳥渡る | 山根 遊翁 |
| 山田鳴子 特選 | 眠らない街が涸らせる天の川 | 山岡 澄 |
| 小菅信一 特選 | 冷奴崩さぬ夫と崩す妻 | 小池 るり子 |
| 佳作 | 若鷲の碑へひぐらしの鳴き始む | 藤野 安 |
| 佳作 | 風を呼び風を放せし芒原 | 前川 菅子 |
| 佳作 | 臥す母に添いしひと時遠花火 | 北村 麻也子 |
| 佳作 | 母にまた齢を聞かるる夕端居 | 堀尾 晴海 |
第25回大津市民短歌・俳句大会(一般の部)受賞作品一覧 (PDFファイル: 505.0KB)
| 賞名 | 作品 | 氏名 |
|---|---|---|
| 大津市長賞 | 柿をもぐ空も大きくひとひねり | 田中 ゆう |
| 大津市議会議長賞 | 堀りたての芋を重しに置手紙 | 多賀 晃信 |
| 大津市文化連盟会長賞 | 飛び石の歩幅の合はぬ寒さかな | 森下 万与 |
| 大津市俳句連盟会長賞 | 来し方の時巻き戻す日向ぼこ | 古川 武人 |
| 石倉政苑 特選 | 柿をもぐ空も大きくひとひねり | 田中 ゆう |
| 七里源一 特選 | 冬枯るる牛舎ゆばりの音くぐる | 間木 秀和 |
| 志村宣子 特選 | 立ち上る轆轤の壺や小六月 | 高橋 陽子 |
| 山田鳴子 特選 | 堀りたての芋を重しに置手紙 | 多賀 晃信 |
| 小菅信一 特選 | 足場組む異国語の飛ぶ冬日和 | 木村 君枝 |
| 佳作 | 足るを知る余生しみじみ今年酒 | 吉田 邦子 |
| 佳作 | はきがけの赤蕪しなる湖の風 | 西村 芳子 |
| 佳作 | 過疎の里営み確か木守柿 | 藤原 幹子 |
| 佳作 | 亡き人のメールこのまま冬銀河 | 滝澤 伊都子 |
| 佳作 | 初霜や逢ひたき人の宛知らず | 中村 良一 |
| 佳作 | 杖先が触れれば萩の散る夕べ | 中村 和代 |
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更新日:2025年12月11日