第73回大津市美術展覧会(令和5年度)開催結果(第4部:工芸の部)
第4部 工芸の部
審査員
今井 眞正氏、横山 喜八郎氏
総評
73回を迎えた大津市美術展覧会は、コロナ禍から少しは脱却した時に、躍動的な展覧会となりました。工芸の制約された技法の中で、作品を観る者に大きく影響を与えてくれることを求め、工芸美術の今後の発展を願っての審査となりました。
市展賞
題名
釉線彩大鉢
作者
加藤 和宏
作品評
ゆったりとした器形は、やわらかさも感じられ、それに繊細な線がリズミカルに描かれ、動きを与えています。市展賞にふさわしい作品でした。
大津市議会議長賞
題名
水のある風景
作者
安江 容子
作品評
びわ湖の風景を抽象に麻糸をかすりと染めすかし織でもって、出来る限りの自己表現となりました。湖から受ける空気感を与えてくれるところが魅力となりました。
大津市教育委員会教育長賞・U-30奨励賞
題名
ブラックホール
作者
山本 悠冬
作品評
目をひく不定形の迫力のある造形に、ぽっかりと開いた穴は、その内包する空感の広がりを感じさせます。テーマ通りの不思議さを表現できています。
ZTV滋賀放送局賞
題名
四角柱と8つの空洞
作者
望月 眞寸男
作品評
空間を切り取ったような形に、見通せる穴が配され、より緊張感のある造形になっています。それをゆるめるような文様のコントラストがおもしろい秀作です。
佳作
題名 | 作者 |
---|---|
日本一の山いろいろ | 釜屋 明和 |
新しい春 | 池澤 順子 |
チンアナゴー | 大原 輝夢 |
花器 氷河期の街 | 曽我 泰行 |
胸騒ぎ | 田中 一樹 |
注意:フラッシュ等の影響及びファイルサイズの縮小処理の関係上、実際の作品とは見た目が異なっている場合があります。また、外字は使用できませんので修正しております。ご了承ください。
この記事に関する
お問い合わせ先
市民部 文化振興課
〒520-8575 市役所別館2階
電話番号:077-528-2733
ファックス番号:077-523-7855
文化振興課にメールを送る
更新日:2023年07月04日