第73回大津市美術展覧会(令和5年度)開催結果(第5部:書の部)
第5部 書の部
審査員
小林 章郎氏、西野 玉龍氏
総評
どの作品も溌剌としていて、自分の顔を持った個性豊かな作品群で楽しく審査させていただきました。類似性のないことが大津市展の大きな魅力だと思います。入選にとどまられた方も次回を期して精進されますよう期待します。
市展賞
題名
抱甕
作者
金澤 雅宴
作品評
文字の中に大きな“間”を包含するその造形が余白に響き大変おおらかで、重厚な線情で表現された素晴しい作品です。
大津市議会議長賞
題名
泰然自若
作者
古迫 司水
作品評
紙面に食い込む潤渇の変化を巧みに生かした多彩な線情で、四字構成の間の配分も良い大変明るく力強い優秀作です。
大津市教育委員会教育長賞・U-30奨励賞
題名
なぜ書くのか
作者
廣瀬 茜
作品評
素材と表現が見事にマッチして若さ溢れる溌剌とした作品です。落筆高く潤渇の表現も絶妙で迫り来るものがあります。
朝日新聞社賞
題名
はづむ
作者
千野 清香
作品評
超長鋒を駆使して躍動的線条が目をひく、白黒のバランスが心地良く響いてくる快作です。
エフエム滋賀賞
題名
舞榭歌樓
作者
木村 志邑
作品評
隷書体としての分間布白が誠に正確で、その線情も多彩で重厚な中に明るさを備え持つ力強い作です。落款について一考したいところです。
KBS京都賞
題名
雨
作者
岡田 清香
作品評
やや難解さも残りますが、大胆且つ筆力の妙味に魅力を感じます。最後の小書き部分で、しっかりまとめた手腕は大したものです。
読売新聞社賞
題名
納涼
作者
佐伯 精華
作品評
抑揚の変化と大変伸びやかで大胆な表現が、自由で広がりのあるおおらかな良い作品です。
佳作
題名 | 作者 |
---|---|
漢詩句 | 栗田 順風 |
名勝の庭にて | 猪飼 朱焔 |
近江の海 | 山中 よし子 |
空海如宝宛書簡 | 安藤 好風 |
龍虎 | 井堀 多美子 |
鯉のぼり | 地原 咲美 |
𩜙舌の蜂 | 中谷 佐江子 |
静中の動 | 馬船 直美 |
神逸 | 西本 聖子 |
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更新日:2023年07月04日