三橋節子と母子像

更新日:2023年07月20日

母子像 

「湖の伝説 画家・三橋節子の愛と死 1977年」より

歳末助け合い運動に出品した作品。無心に乳を吸っている子と、子をしっかり抱き、満足そうに見ている母。夫のスケッチを元に描いた節子の自画像でもあります。

梅原猛氏はこの絵を次のように評しています。

「これは正に永遠の母と子の姿を描いた名画であると私は思う。もう、他に何もいらない。これだけで、人間の社会は幸福なのである。そういう、人間の関係の原点のようなものが、この画には描かれている。節子はどんな思いでこの画を描いたのか。このような母と子の関係を、彼女はもう少し続けていたいと思っていたに違いない。」

三橋節子 画像

1974年(昭和49年)12月

三橋節子が描いた年賀状のカット「兎(うさぎ)の母子像」

三橋時雄著「岸辺に」(1986年)より

このカットは、1974年(昭和49年)の暮れに、父(三橋時雄氏)に頼まれて、節子が昭和50年のうさぎ年の年賀状用に左手で描いたものです。ちなみに節子はうさぎ年生まれの1939年(昭和14年)でした。

三橋節子 イラスト

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