【令和8年7月8日~11月20日】埋蔵文化財調査センター遺跡紹介展「瀬田廃寺と周辺の遺跡」を開催します

更新日:2026年06月17日

瀬田廃寺の南門を検出している様子

発掘調査当時、南門を検出している様子

瀬田廃寺は現在の大津市神領三丁目と野郷原一丁目に位置します。古くから塔の礎石と見られる石が残っており、その周辺で奈良時代の瓦が採集されていたことから、寺院の存在が想定されていました。昭和34年に名神高速道路建設に伴う発掘調査が行われた際に、瓦積基壇の金堂や僧房・回廊と思われる遺構が検出されました。

平成12・16・18年に行われた発掘調査において、築地塀や南門、梵鐘を鋳造していた施設とみられる遺構などが見つかり、瀬田廃寺がどのような寺であったかをさらに明らかにすることができました。今回の遺跡紹介展では、当時の様子をうかがい知ることができる土器や瓦などの遺物や、検出された遺構の写真等を展示します。

また周辺には、近江国府跡や堂ノ上遺跡など、瀬田廃寺と同じ時期の遺跡が点在しています。近江国府跡から出土するいわゆる「飛雲文」をあしらった瓦が瀬田廃寺からも出土しており、国府との関係をうかがうことができます。さらに、瀬田廃寺に近い野畑遺跡で「国分僧寺」と書かれた墨書土器が出土し、瀬田廃寺は聖武天皇が推し進めた「国分寺」「国分尼寺」の役割を担っていたという説の裏付けとなりました。それらの出土品も併せて展示します。近江国における瀬田廃寺とはどんな存在だったのか、思いを馳せにいらして下さい。

紹介する遺跡(予定)

  • 瀬田廃寺(大津市神領二丁目・大津市野郷原一丁目)
  • 溝ノ尾遺跡(大津市瀬田二丁目)
  • 堂ノ上遺跡(大津市神領三丁目)
  • 野畑遺跡(大津市瀬田三丁目・大津市野郷原一・二丁目)
  • 青江遺跡(大津市神領二~五丁目)
  • 中路遺跡(大津市神領二丁目)
  • 近江国府跡(大津市大江三・六丁目・三大寺)

開催期間

令和8年7月8日(水曜)から11月20日(金曜)まで
平日9時~17時
(土曜・日曜・祝日は休館します。

開催場所

大津市埋蔵文化財調査センター(大津市滋賀里一丁目17-23)展示室

  • 入館料は無料です
  • JR湖西線「唐崎駅」から徒歩20分
  • 京阪石山坂本線「滋賀里駅」から徒歩5分

埋蔵文化財センター周辺の地図

当センターへの経路は「埋蔵文化財調査センターへの経路について」もご覧ください。

担当者による展示解説を行います

瀬田廃寺の発掘調査を担当した職員が、調査当時のエピソードなどを交えて、発掘調査で分かったことや展示物について分かりやすく、ときには詳しく説明します。

申込みや料金は不要です。当日直接ご来館下さい。

  • 開催日:令和8年7月21日・8月18日・9月15日・10月20日(いずれも第3火曜)
  • 開催時間:10時30分~1時間程度

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 埋蔵文化財調査センター
〒520-0006 大津市滋賀里一丁目17-23
電話番号:077-527-1170
ファックス番号:077-527-1171

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