大津市立保育園・こども園について
子どもたちの健やかな育ちと幸せをめざして
大津市立保育園は現在13園(うち葛川保育園は休園中)、こども園は1園(比叡平こども園)、定員1,530人(令和6年度)の子どもが過ごしています。
(注)ひえい平保育園は令和6年4月より比叡平こども園に移行しました。
保育園・こども園の生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場です。すべての乳幼児が、現在を生き生きと幸せに過ごし、未来に向かって生きる力の基礎を培うことをめざして、養護と教育を一体とした保育を行っています。
日々の保護者との緊密な連携はもとより、園の近隣の人たちや学校園等、関係機関との関係を深めながら、地域の子育て支援の拠点として開かれた保育園づくりに努めています。
また、本市の障害児保育は、1973年(昭和48年)全国に先駆けて制度化され、長年の歴史があります。一人一人の子どもが大切にされ、仲間とともに育ちあう保育をすべての園で実践しています。子どもを中心にして保護者と信頼関係を築くこと、保護者どうしの仲間づくりを支えることも大切な視点として取り組んでいます。
乳幼児を取り巻く社会の状況が変化し、職員には幅広い対応力や専門性が求められています。園内研修の推進とともに、市立幼稚園、私立保育園・認定こども園等との合同研修会を実施し、人材育成や保育内容の充実をめざしていきます。
大津市基準保育目標
のぞましい環境のなかで心身ともに調和のとれた発達を図り、自主・自律・協調性を養い、豊かな情操と創造性を培う。
めざす人間像
- 元気で明るい子ども
- 自分のことは自分でする子ども
- 自分のこと、相手のことを考えて行動する子ども
- 物事をしっかり見極める子ども
- 自然や身近な事物・事象に関心を持ち感動する子ども
- 生活の中で喜んで話したり聞いたりする子ども
- いろいろな方法でのびのびと表現する子ども
大津市立保育園・こども園の主な取り組み
発達や年齢の特性を踏まえた保育

- 「大津市基準保育課程・基準指導計画」に基づき、各保育園・こども園で子どもや地域の状況等を踏まえて保育目標や保育のテーマを定め、年齢別に指導計画を作成します。さらに低年齢児や特別な配慮を必要とする子どもは、個別の計画を作成して保育を進めています。
- 子どもの成長発達を促すための教育的意図をもった環境設定と取り組みを行います。
安心・安全な環境で居心地よく

- 保護者と連携して子どもの24時間を捉え、園での生活リズムを整えていきます。
- 保育者は子ども一人一人の思いを受け止めて信頼関係を築き、子どもが安心して過ごせるようにします。
- 安全面や衛生面に留意して環境を整備し、居心地よい空間や、楽しく遊べる場を作ります。
生活と遊びを通した健康な身体づくり

- 身体を十分使って遊び、おなかをすかせておいしく食べて、ぐっすり眠るといった生活づくりを通して、健康な身体と心を育みます。
- 年齢に応じて、食事や排泄、衣服の着脱、睡眠等の基本的な生活習慣を身につけていきます。4、5歳児クラスでは、食事の準備やみんなで使う場所の掃除、年少児のお手伝いなど、友だちと協力したり、人のために頑張ったりするなどの経験を通して、意欲や自主性、社会性等を養い、人とのつながりを深めていきます。
食べることが大好きな子どもに 五感で味わう自園給食

- 市立保育園・こども園における給食の献立は、毎月、各園からの意見等を参考にして、幼保支援課の栄養士が作成します。子どもたちに安全でおいしいものを食べてもらいたいという願いのもと、栄養のバランス、旬の食材、薄味、和食等にこだわった献立により、各園でおいしい給食を作って提供しています。子どもたちは、食材に触れたり、調理の様子をみたり、湯気やにおいなどを楽しんだりして、食への関心を高めていきます。
- 野菜の栽培やクッキング保育、保護者への試食会の開催などいろいろな食育活動を楽しみます。
食物アレルギー症状への対応について
食物アレルギー症状のある乳幼児への給食の対応について(保育園) (PDFファイル: 99.1KB)
食物アレルギー症状のある乳幼児への給食の対応について(こども園) (PDFファイル: 100.0KB)
自然やいろいろな人とのふれあいを通じて感性を豊かに

- 身近な動植物や、四季折々の自然に触れるあそびの中で直接体験をたっぷり楽しみます。子どもは五感を働かせて身の回りの環境に関わり、美しいものや不思議なもの、驚くものに出会い、感性を豊かにしていきます。
- 子どもが生活やあそびのなかで、感じたことや考えたことを自分なりに表現する場面はたくさんあります。子どもが表現していることを受け止め、共感したり、みんなの中で認めたりして、満足感や自信を育みます。
- 異年齢児との交流や、園に来てくださる高齢者、小中学生などとのふれあいは、同年齢の子ども同士では経験できない場面ややりとりが生まれ、思いやりやあこがれの気持ちも育ちます。
みんな一緒に育ちあう障害児保育の充実
- 障害のある子ども、発達支援を必要とする子ども、誰もがかけがえのない存在です。どの子どもにとっても集団は必要であり、友だちと一緒に生活やあそびを経験するなかで、うれしいこと、くやしいこと、かなしいこと、感動することなど、たくさんの思いを味わうことでしょう。
一人一人の良さや力が発揮できて、友だちに認められ、みんな一緒に育ちあえるように保育の取り組みを進めます。
保護者・地域とともに子育てを

- 園と保護者が協力しあって、子どもの成長を支えます。また、保護者同士の交流や学びの場を作り、子育て仲間の輪を広げます。
- 園周辺の自然や文化にふれたり、地域の取り組みに参加したりして、子どもたちの経験を豊かにしていきます。
- 地域の子育て家庭にむけて、遊びや集いの場の提供、子育て情報の発信等を行います。
保育実践を語り、学び合う保育者に
- 園内研修や保育研究、公立保育園・こども園職員研修会、公民合同の研修会などを開催し、職員の資質の向上と保育の充実を図ります。「大津の保育」で大事にしていることを先輩から若い世代の職員に伝達し、学びの共有と人材育成に努めています。
入園に際しての留意事項
大津市では、未来を担う子どもたちが豊かにたくましく成長することを願って一人一人を大切に保育しています。家庭と園が連携し合って、かけがえのない子どもたちを育てていきたいと思います。
下記に入園に際し守っていただきたい事項等を記載していますので、ご協力をお願いいたします。
市立保育園の入園に際して (PDFファイル: 152.3KB)
市立こども園の入園に際して (PDFファイル: 154.4KB)
延長保育について
大津市立保育園・こども園では、就労形態の多様化等にともなう保育ニーズに対応し、児童福祉の増進を図ることを目的として延長保育を実施しております。
各園のホームページ
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
こども未来部 幼保支援課
〒520-8575 市役所 別館1階
電話番号:077-528-2806
ファックス番号:077-525-3305
幼保支援課にメールを送る
更新日:2025年02月10日