7~12か月頃の赤ちゃんについて

更新日:2026年04月16日

からだの発育・発達

7か月頃になると、足を高くあげ両手で持って口に入れて遊ぶようになります。すぐに寝返ってしまうので、おむつ替えが大変な時期でもあります。無理に押さえつけずに、おもちゃを持たせたり、歌を歌ったり、スキンシップ遊びを取り入れたりして工夫してみましょう。

腹ばいからはいはいへ

7か月頃

うつぶせでの方向転換が上手になった赤ちゃんは、前方のものを取りたい気持ちから手足を動かすうちに、少しずつ腹ばい移動ができるようになります。

8か月頃

両肘で交互にこいで腹ばい移動をはじめるようになります。さかんに腹ばい移動を繰り返すうちに、両手や膝の支えが上達し、はいはいに移行しやすくなります。

はいはい移動ができるようになると、腹ばいの時に比べて、より高い位置から遠くを見わたせるので、赤ちゃんの興味はさらに広がり、行動範囲も増していきます。手指を開いてしっかりはいはいすることで、手先の使い方も上達します。

また、腹ばい移動やはいはい移動をたくさんすることで、お座りも上手になっていきます。

つかまり立ち

高い方に興味を示して机に手をかけ、両膝立ちから片足を踏み出して立つこともできるようになります。つかまり立ちができて間もない頃は、上手にしゃがめませんが、何度も繰り返すうちに安定した中腰をとることができるようになり、つかまり立ちとはいはい移動との姿勢変換がスムーズになってきます。立った状態から左右のものが取りたくて、右へ左へと伝い歩きをするようになります。

少しずつ歩き始めたら、室内だけでなく戸外でも歩く経験を広げていきましょう。公園など、子ども達のいる場所ならいっそう喜ぶでしょう。

赤ちゃんが動きやすい環境づくり

  • 室内では厚着を避け、赤ちゃんが動きやすい洋服を選びましょう。
  • 赤ちゃんと同じ目線で遊んだり、おもちゃで誘ったりして意欲を育みましょう。
  • 無理に座位、立位(歩行器などを含む)の練習をすることは、おすすめしません。12か月頃には歩き始めている子どももいますが、個人差が大きいものです。歩くことを急ぐばかりでなく、その準備段階(はいはい)をしっかり積み上げることも大切です。

こころの発達

まわりの世界に働きかける力(乳児期後半)

いろいろなものを触ったり、たたき合わせたり、投げつけるなど、大人にとってはいたずらに見えることが、この時期の赤ちゃんにはかけがえのない遊びです。子どものしていることを禁止するばかりでなく、子どものしていることに気持ちを添わせて「○○が上手にできたね!」などとことばかけをしてあげることが大切です。

赤ちゃんが喜ぶおもちゃ・遊び

  • 身のまわりにある日用品
    使わなくなった鍋や箱などの日用品もおもちゃになります。危ないものは片付けて、それ以外は遊んでも良いようにしてあげましょう。
     
  • 手先を使うおもちゃ
    この時期は、太鼓や鐘など音の出せるもの、箱などの入れ物から物を引っ張ったり出したりする遊びに興味を持ちます。
     
  • 大人のしていることをまねる
    歯ブラシを持たせると口に入れる、鉛筆を持つと描こうとする、携帯電話を耳にあてたりボタンを触ろうとする、というように、大人のしていることを見て、さかんにまねようとします。

声・ことば、まねなどのやりとり

この頃になると、赤ちゃんは周りの人と発声や動作・気持ちを盛んにやり取りするようになります。発声では、「マンマンマン」「ナンナンナン」など、赤ちゃんの気持ちがこもっている声が増えてきます。

赤ちゃんとの関わり方

  • ぐずるような声、怒ったような声、呼んでいるような声、いろいろな声の出し方から赤ちゃんの気持ちを受けとめて、大人からは「マンマね」「ママよ」などことばで返してあげましょう。
  • 赤ちゃんがやった行動をまねしたり、「アババ、上手ねえ」などとほめると、もう一度試したり、大人がしてみせた動作を自分でもしたりします。ほめられると繰り返したり、反対に、「メッ」と怒られると表情を見て手を引いたり、相手の反応を見ながら遊びを変えたり広げたりしていきます。

ことばになる前のコミュニケーションは、大人がそれを受けとめてはじめて、赤ちゃんにとって意味があるものになります。まだことばにはならなくてもことばのやりとりの準備として大切にしてあげましょう。

赤ちゃん卒業に向けて

動いたり、音が鳴ったりするものを大人が指をさすと、赤ちゃんが同じものに興味を向ける姿もみられるようになります。このように、周りの人が注意を向けたものに同じように興味を持ち楽しむこと、これが周りの人に仲間入りしたいという、赤ちゃん卒業に向けての姿です。

こういった姿は、生活の中において、食事場面によく見られます。大人が食べているものが気になったり、食べている大人の口に入れてくれたりすることが出てきます。赤ちゃんの「ジブンデ!ジブンモ!」のやりたい気持ちを引き出す手づかみ食べや、食べさせ合いを一緒に楽しみましょう。

生活でのすがた

夜泣きについて

日中の活動(体験や学習)は、寝ている間に記憶整理されます。しかし、たくさんの学習をした夜は、脳の発達が途中であり整理が追いつかないため、脳がくたびれて興奮し、その結果夜泣きへとつながります。脳の成長とともに1~3か月の間におさまるといわれています。

夜泣きを乗り切るために

  • 朝日を浴びて日中は元気に遊び、夜はぐっすり眠るための生活リズムを作りましょう。
  • お風呂はぬるめでゆっくりと入りましょう。
  • お風呂あがりには、全身をやさしくなでてみましょう。でもあやしすぎは注意。
  • 眠る前は授乳・ミルクでお腹を満足させましょう。
  • 寝室は、暗く静かにしてあげましょう。

どうしても泣き止まない時は?

  • 熱、鼻づまり、ゼイゼイはないか、湿疹やかぶれなどはないか、確認しましょう。
  • オムツ・衣類・布団の調整をしましょう(暑くないか、寒くないか)。
  • のどは渇いていないか。白湯を飲ましてみるのも方法の一つです。

興奮がおさまらないときは

  • 気分を変えて別室に移る等、家族の負担にならない気分転換をしましょう。

指しゃぶり・おしゃぶりについて

指しゃぶり

この時期は口の感覚を使って、自分の身体や身の周りのものを知っていきます。「これはどんなものかな?」と探っている姿として捉えましょう。また、ふれあい遊びや手を使っておもちゃで遊ぶ、音楽を聴くなど、口以外の感覚(五感)も楽しめるような遊びも広げていきましょう。

おしゃぶり

長時間常用している場合、歯ならびに影響することもあるので、1歳をすぎたら常用せず、機嫌の悪い時、眠たい時のみの使用にとどめ、寝入ったらとってあげるなどして、上手に卒業していけるようにしましょう。

子どもの歯について

この頃、少しずつ乳歯が生えてきます。乳歯(子どもの歯)は全部で20本あり、2歳~3歳頃に生えそろいます。

歯の生える時期や順番は個人差があるので、3歳頃までは見守りましょう。

歯磨きの進め方

  • 口周りに触れる
    スキンシップの一つとして、ほっぺたや口周りを触ってあげましょう。
     
  • ガーゼで拭く、赤ちゃん用の歯ブラシを持たせる
    前歯が上下2本ずつはえてきたら、ガーゼで拭いたり、赤ちゃん用の歯ブラシを持たせてあげましょう。(喉を突かないようにケガに注意)
     
  • 寝る前の仕上げ磨き
    上下合わせて8本程度そろったら、1日1回寝る前に仕上げ用の歯ブラシでケアしていきましょう。

哺乳びんとむし歯

ミルクやジュース類(母乳も同じ)をだらだら飲ませたり、寝る前や夜中に飲ませていると、むし歯になりやすくなります。離乳食が完了する頃には、哺乳びんの使用や母乳を卒業して、コップで飲むようにしましょう。

歯の本数が少なくても、お子さんの様子をみて歯磨きができそうであれば、どんどん進めていきましょう。歌を歌ったりしながら、楽しい雰囲気で行うことが大切です。

絵本の読み聞かせについて

赤ちゃんは、絵本を読んでくれる人の温もりやスキンシップ、心地よい声やことばのリズムが大好きです。絵本を通してこのような心地よい時間を共有することは、心が育まれる乳幼児期にはとても大切です。初めは本を読むというより、赤ちゃんの表情をみながら赤ちゃんの気持ちを読むつもりで心をこめて読んであげましょう。

気に入った本があったら何度でも繰り返して読んであげてください。毎日必ず読まなくてはならないといったことはありませんが、赤ちゃんが手持ち無沙汰にしている時や、寝る前のゆったりした時間に読んであげましょう。

テレビ、DVD、パソコン、スマートフォンなどのメディアの使用について

家庭において、常にテレビがついているということはありませんか。子どもは周りの人との「やりとり」(自分の気持ちを伝えたり、それに応えてもらうこと)を積み重ねることで、こころやことばを発達させていきます。テレビをはじめとするメディアは、光や音が一方的に流れ、子どもの反応に応えてくれるわけではありません。日本小児科学会は、次のような提言をしています。

日本小児科学会からの提言

  • 2歳以下の子どもには、メディアを長時間見せないようにしましょう。
    内容や見方によらず、長時間視聴児は、言語発達が遅れる危険性が高まります。
  • メディアはつけっぱなしにせず、見たら消しましょう。
  • 乳幼児にメディアをひとりで見せないようにしましょう。見せる時は、親も一緒に歌ったり、子どもの問いかけに応えることが大切です。
  • 授乳中や食事中はメディアをつけないようにしましょう。
  • 乳幼児にもメディアの適切な使い方を身につけさせましょう。見終わったら消すこと。反復視聴しないこと。
  • 子ども部屋にはメディアを置かないようにしましょう。

メディアが一概にダメなわけではありません。一日の大半がメディアにならないよう、絵本の読み聞かせや、外遊び、お友達との遊び等のふれあいを大切にしましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

こども総合支援局 母子保健課
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