10.離乳期のQ&A
Q1 順調に飲んでいたミルクを最近飲み残すようになり、困っています。(ミルク嫌い)
2、3か月頃まで順調に飲んできた赤ちゃんも、成長に伴い哺乳量を適切に調整する力がついてきます。このようなミルク嫌いは、成長の一過程としてよくみられる姿で、順調な発育の姿ともいえます。あまりミルクを無理強いせずにお茶などの水分補給にも気をつけましょう。また、遊びなどで気分転換をしつつ、離乳食を与えていくのもいいでしょう。そうすると、ミルク量も少しずつ安定してくることがあります。ミルク嫌いがひどい、また長く続く場合は、ご相談ください。
Q2 あまり離乳食を食べてくれません。(少食)
離乳期にはあまり量を食べない時期や、食べたり食べなかったりといったむらがあるなどの個人差はありますが、体重がそのお子さんなりに伸びていて元気であれば心配はいりません。しかし、健康なお子さんには、よく食べ、眠り、遊ぶという生活リズムがあり、そのリズムが離乳食に影響を及ぼしている場合もあります。これからお子さんが心身ともに充実して育っていくためには、食事の内容だけではなく、生活全体を見直してみましょう。
生活面
大人の生活が夜型リズムになっていると、お子さんも夜型の生活リズムになりがちです。生後4か月頃になると昼間起きている時間が長くなり、夜は連続して寝るようなリズムが整ってきます。この時期には、少し忙しくても家族と同じ時刻に起こし、朝型の生活リズムにしてあげましょう。昼間は散歩に出たり、室内ではうつ伏せで遊んであげましょう。そうすることで食事リズムが整いやすくなります。
食事面
- 食べやすい工夫をしていますか?
食べにくい野菜などは汁物に入れたり、豆腐などであえたり、とろみをつけるなど、口ざわりがよくなる工夫をしてみましょう。また、段階に応じた調味料を少量使い、味付けをしていきましょう。お子さんの噛む力に応じた調理法になっているかも見直してみましょう。
- 食事の時間には空腹を感じていますか?
ぐずった時などにダラダラと授乳したり、おやつを与えたりしていませんか。食前に甘いものを食べたり、飲んだりすると一時的に満腹になったような気がして、食欲がわかないことがあります。お茶などを与えて様子を見てみましょう。食事の時間にはお腹が空いていることが大切です。
- もう一口食べさせたいと無理強いしていませんか?
食事を強引に食べさせることを続けると食欲不振にもつながり、食事の時間そのものがいやになる場合があります。適度な時間に切り上げることも必要です。
- 楽しい雰囲気で家族一緒に食事をしていますか?
うまく使えなくても、スプーンを持たせたり、手づかみをさせたりすることによって、自分で食べる楽しさを味わうことができます。また、何よりも家族一緒に楽しい雰囲気で食べることが大切です。
Q3 なかなか落ち着いて食べてくれないのですが・・・
座りはじめの頃は座る姿勢が安定せず食事に集中できなかったり、歩きはじめの頃は食べることよりも歩くことのほうが楽しかったりと、なかなか落ち着いて食べてくれないこともあります。また、食欲にむらがでてきたり、遊び食べをしたりする時期もあるので、毎日スムーズに食べてくれるとは限りません。食欲のむらや遊び食べは、保護者からみると困ったことに思います。しかし、食欲のむらは、大人にもみられるようにお子さんにもあるものです。遊び食べは、お子さんにとっては自分で食べたいという意欲の現れです。食事を食べないからと叱ったり、一方的に食べさせたりしないようにしましょう。
- 座る姿勢は安定していますか?
食事する時に座る姿勢が安定していないと、食事に集中できません。抱っこして食べさせる時も、椅子に座らせて食べさせる時も、しっかり座らせてあげましょう。
- ダラダラ食べさせていませんか?
食事に集中せず、遊んでしまっているようであれば、無理強いせず、およそ30分前後を目安に片付けるようにしましょう。
- 食事に集中していますか?
テレビを消して、おもちゃを片付けてから食事にしましょう。
- 献立は偏っていませんか?
同じ献立が続いたり、食材が偏っていたりすると、いくら好きなものでも飽きることがあります。いろいろな食材を進めて幅広い味覚をつくってあげましょう。また、料理法や盛りつけにも工夫して「手づかみ食べ」を体験させてあげましょう。
- 家族みんなで楽しく食べていますか?
ひとりだけで食事をする環境であったり、黙って食事をする環境であったりすると食べることが楽しくありません。家族と一緒に食べる、家族とコミュニケーションをとりながら食べることが大切です。食事の時間が楽しいと思える環境をつくってあげましょう。
Q4 便秘を治すにはどうすればよいですか。
便秘とは、便が出にくい状態をいいます。毎日便が出ていてもおしりが切れる程固い便であれば便秘といえます。一方2~3日に1回ぐらいしか便が出なくても、正常便を多量に出す場合は便秘とはいえません。便秘になると、なんとなくグズグズと機嫌が悪くなることや、母乳やミルクの飲みや離乳食の食べ方が悪くなったりすることがあります。このような場合は、下記のことを見直してみましょう。
- 母乳やミルクの分量が減ったり、お茶などの水分量が不足していませんか?
- 生活リズムは乱れていませんか?
- 日中は十分に身体を使って遊んでいますか?
- うつぶせで遊んだり、腹部を動かせるような体操をしていますか?
- 野菜が十分に入ったバランスのとれた食事になっていますか?
(注)がんこな便秘は、かかりつけの医師に相談しましょう。
便秘に効くといわれる食品
- 5~6か月頃:プレーンヨーグルト、葉野菜、つぶし粥、さつま芋等
- 7か月頃~:わかめ・寒天・ひじき等の海草類、しいたけ・しめじ等のきのこ類、きざみ納豆、きなこ、季節の果物等
Q5 フォローアップミルクは必ず飲ませた方が良いのでしょうか。
離乳食がスムーズに進められているようなら、フォローアップミルクを飲まなくても問題はありません。母乳やミルクから卒乳へと移行しても大丈夫です。ただ、離乳食がなかなか進まない場合は、鉄分やたんぱく質、カルシウム等が不足することもあり、それらを補ってくれるのがフォローアップミルクです。ただし、あくまでも主役は離乳食です。フォローアップミルクは、母乳や育児用ミルクの代替品ではなく、牛乳の代用として開発されたミルクのことですので、頼りすぎないようにしましょう。
Q6 赤ちゃんのむし歯予防はどうすればよいのですか。
毎日の食事をおいしく食べるためには、歯の健康はとても大切です。歯がはえた時から、むし歯予防をしましょう。
- お誕生日の頃からは、赤ちゃん手帳の「卒乳の時期について」を参考にして、母乳や哺乳ビンの使用を卒業しましょう。(上の前歯のむし歯の原因のひとつに、寝る前や夜間の授乳や飲み物が考えられます。)
- 歯がはえたら、寝る前にはお口の手入れをしましょう。
歯の本数が少ないうちは、ガーゼでぬぐいます。上下8本程度になったら、小さな歯ブラシで軽く磨きます。
- お茶を飲む習慣をつけましょう。
100%ジュースや野菜ジュースにも糖分が含まれています。ダラダラ飲んでいるとむし歯になりやすいので、水分補給はお茶で摂るようにしましょう。
離乳期の悩みは気軽にご相談ください
離乳食を始めると、上手に食べてくれない、どの位食べさせてよいかわからない、アレルギー体質があって離乳食の進め方がわからないなど心配なことがたくさんあると思います。離乳の進み方も個人差がありますので、同月齢の他の赤ちゃんと比較しすぎるのもよくありません。おうちの方もゆったりとした気持ちで離乳食を進めることが大切です。そのためには、まわりにいつでも相談できる人をつくっておくことも大切ですね。心配なこと困ったことなどがあれば、母子保健課またはお近くのすこやか相談所に気軽にご相談ください。
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こども総合支援局 母子保健課
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更新日:2026年04月16日