皇子山中学校における出前講座について

授業の流れ
1 聞いてみよう(10分間)
- 「長等の里」とはどんな所?
- 高齢者の特徴について
2 体験してみよう(30分間)
- 「高齢者体験グループ」と「着脱介助グループ」の2つに分かれて、それぞれ体験します。
- 自分が体験してどう感じたか、他の人が体験している様子はどうだったかなど、感想を記録しましょう。
高齢者体験グループ・・・前かがみの姿勢になるベルトや杖などの体験グッズを使って、高齢者の疑似体験をします。
着脱介助グループ・・・身体の片側にまひがある場合の衣類の着脱を体験します。
3 まとめ(10分間)
- 授業を振返り、高齢者との関わりについて考えます。
1 聞いてみよう
「長等の里」は高齢者を介護する施設であり、また、地域とのつながりが大切であると考え、積極的に地域に出向いてると説明がありました。
次に生徒の皆さんに高齢者のイメージを聞きながら、高齢者の特徴として、年を取ってくると様々なところが衰えてくることを伝えられました。
高齢者になると、今まで当たり前にできていることにも影響が出てくると説明があり、次の体験につなげられました。
2 体験してみよう
高齢者体験グループ
高齢者疑似体験グッズの取り付け
高齢者疑似体験グッズをつけて歩く生徒
高齢者疑似体験グッズをつけて歩く生徒
感想
- 頭が下がるので前が見えない
- 腰が曲がって辛い
- いつもこんな体勢だと大変
- イスから立ち上がりにくい
着脱介助グループ
右腕がまひした状態にして上着を着脱
着脱介助のやり方の見本を見せる介護職員
着脱介助をする生徒
感想
- 襟元のチャックを上げ下げするのが特に難しい
- 教えてもらったように、はじめにひじまできちんと服を通すと、うまく着ることができた
- 袖に腕が通らない
- 服がうまく着れない、着にくい
- ちゃんと着せられへん
まとめ
皆さんの周りや地域に高齢者の方がおられると思うので、できることは高齢者自身でやることが大切だけれど、できないことをできるようにサポートしてあげることも大切です。体の不自由な方をサポートすること、また気持ちの面でも高齢者の生きがいをサポートすることが「介護の仕事」です。高齢者になって衰えて色んなことができなくなるのではなく、サポートすればできることがあります。皆さんの周りや地域で困っている人に気づいてあげてください、そして、助けてあげてください。そのようなことができれば地域は住みやすい、あたたかい地域になります、と授業のまとめをされました。
生徒から長等の里の皆さんへ感想とお礼
- 体験を活かしサポートして、高齢者の方に楽に生活してほしい
- 私たちが普段、何気なくやっていることが高齢者の方にとっては大変だということがわかった
- 困っている高齢者がいたら助けてあげたい
- 高齢者の体験をして、高齢者は大変なことが多いのでサポートしてあげたい
- 地域で困っている人を見つけたら助けたい などの感想と授業へのお礼の言葉がありました。
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 介護・福祉人材確保対策室
〒520-8575 市役所本館3階
電話番号:077-528-2803
ファックス番号:077-524‐4700
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更新日:2024年02月02日