唐崎中学校における出前講座について

唐崎中学校の2年生を対象に、介護事業所の職員のみなさんを講師にお迎えし、出前講座が開催されました。
【講座の流れ】
講話 20分間
体験1~3 各20分間
まとめ(振り返り) 10分間
介護職員による講話

介護の仕事内容や施設の代表的な事業(デイサービスセンター、特別養護老人ホーム、訪問看護ステーション)について問題形式でお話いただきました。
グループに分かれての体験
3つのグループに分かれ、3種類の体験を順番にしました。
1 高齢者疑似体験
前傾姿勢になるベルトやイヤーマフ、ゴーグルなどの高齢者疑似体験グッズを着け、腰が曲がり目が見えにくい状態で杖を用いて歩行する。

高齢者疑似体験グッズを着用

体験グッズをつけた状態で歩行

体験グッズをつけた状態で介助者が寄り添いながら歩く
2 豆つかみ
箸を使って、碗に入った豆をとなりの碗に移す。1分間にいくつ移せるか、利き手で普段どおりのときと、利き手に軍手を着用したときとで比較する(指の不自由さを体験)。

時間を計測しながら碗に入った豆をとなりの碗に移す

軍手を着用し豆をとなりの椀に移す

軍手着用時と比較しながら豆をとなりの椀に移す
3 車椅子移動
車椅子で障害物を避けたり、段差の上り下りをしたりする。また、介助される側の気持ちも考えて、介助する側は車椅子の操作を行う。

講師から車椅子の操作の説明を受ける

介助する側と介助される側をそれぞれ体験

車椅子で段差を上り下りする
まとめ

まとめ(振り返り)では、体験を終えた生徒から「毎日の仕事で気を付けていることは何か」などの質問がありました。
講師からは、日々の支援において、「利用者にとっての幸せとは何か」「生活の質をどうしたら上げられるか」など常に高齢者(利用者)主体で考え、支援している、と授業を締めくくられました。
生徒から講師のみなさんへのお礼の言葉

生徒からは、講師へのお礼とともに、「今回の体験を通して、高齢者の大変さがわかった。高齢者を見かけたら手を差し伸べようと思う。」「普段から高齢者が困っていたら手伝ってあげたい。」といった感想が述べられました。
受講生アンケート結果
受講前
「介護の仕事」への興味・関心

【受講前】「介護の仕事」への興味・関心
・とても持っている 4人 4%
・少し持っている 17人 18%
・どちらでもない 28人 30%
・あまり持っていない 25人 27%
・まったく持っていない 19人 21%
・無回答 2人 2%
受講後

【受講後】「介護の仕事」への興味・関心
・高くなった 24人 25%
・少し高くなった 47人 50%
・変わらない 20人 21%
・少し下がった 1人 1%
・無回答 3人 3%
出前講座は「介護の仕事」に興味・関心を持つことにつながると思うか

・思う 35人 37%
・少し思う 31人 33%
・どちらでもない 18人 19%
・あまり思わない 5人 5%
・思わない 3人 3%
・無回答 3人 3%
中学生が思っている「介護の仕事」のイメージ

中学生が思っている「介護の仕事」のイメージ
・人の役に立つ仕事 40人
・やりがいのある仕事 23人
・専門的な仕事 22人
・自分が成長できそうな仕事 13人
・大事な仕事 34人
・体力的にきつそう 40人
・精神的にきつそう 39人
・夜勤が多そう 13人
・給料が安そう 11人
・楽しそう 9人
・優しそう 15人
・難しそう 38人
・汚い仕事がありそう 21人
・将来性がありそう 9人
・わからない 2人
・無回答 1人
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 介護・福祉人材確保対策室
〒520-8575 市役所本館3階
電話番号:077-528-2803
ファックス番号:077-524‐4700
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更新日:2025年07月25日