【膳所高等学校】介護事業所における出前講座(令和7年度)

概要
- 日時:令和7年12月12日(金曜)、15日(月曜)、16日(火曜)、17日(水曜)、19日(金曜)
- 場所:膳所高等学校家庭科室、調理室、セミナーハウス
- 学年:1年生(約360名・9クラス)
- 講師:社会福祉法人幸寿会(特別養護老人ホーム長等の里、特別養護老人ホームカーサ月輪、デイサービスセンターまつもと)
- 内容:家庭科における高齢者理解(介護体験授業)
介護職員による講話

講話では、高齢者の体の変化や介護の仕事内容について説明がありました。また、椅子から立ち上がる際の体の自然な動きなどを例に、体の動きを活かして負担を少なくする介護方法(ボディメカニクス)についても紹介されました。
体験学習
高齢者疑似体験


高齢者疑似体験では、装具を装着して高齢者の身体の動きに近い状態で、椅子からの立ち上がりや階段の上り下りなど、日常の動作が思うようにできない大変さを体験しました。
介護される側と介護する側に分かれ、高齢者との関わり方やコミュニケーションの取り方、声かけの大切さについて学びました。
嚥下体験


嚥下体験では、後屈姿勢(少し後ろに反った姿勢)で固形物、とろみなしの水分、とろみありの水分を実際に口にする体験を行い、それぞれの飲み込みやすさや飲み込みにくさの違いを体験しました。
姿勢や飲み物の状態によって、飲み込みやすさが変わることを実感し、誤嚥を防ぐための工夫について学びました。
車椅子体験



車椅子体験では、車椅子に乗る側と押す側の両方を体験しました。乗る側は途中で目を閉じてみたり、車椅子で段差を乗り越えたり、様々なパターンを体験してもらい、介助する際の声かけや安全に配慮した動きについて学びました。
生徒からの感想
- 介護が必要な方の日々の暮らしの大変さを体験し、その方々の支え方やサポートの方法について、もっと詳しく学び将来に役立てたいと思った。
- 高齢者体験を受けて、何よりも大切なのはコミュニケーションだと感じた。勝手な憶測で決めつけてしまわずに、相手のことを本当におもいやる気持ちを持ちたいと思う。
- 介護の仕事の難しさややりがいを知ることができ、人生の最後を支える大切な仕事であると感じた。
- 自分たちが将来進む進路や分野(医療関係や工学など)においても、活かせる学びがあった。
などの感想が寄せられ、生徒にとって高齢者や介護について考える貴重な機会となりました。
アンケート結果
受講後のアンケートや、各体験を通して感じたこと等の自由記述について、KH Coderを用いて共起ネットワーク図を作成しました。
将来進みたい分野で、介護・福祉現場に活かせると思う知識や技術について

自由記載の回答を分析したところ、「ロボット」と「開発」や「車椅子」と「技術」などの語がまとまりとして見られ、介護テクノロジーの活用や開発などが多く挙げられていることが読み取れます。
高齢者疑似体験

「腰」「曲がる」「痛い」や「視界」「狭い」「怖い」といった言葉が見られ、高齢者疑似体験を通して、身体的な負担や不安を実感した様子がうかがえます。
特に、視界の制限や身体の動かしにくさが不安感につながっている様子が見られ、高齢者の日常生活における困難さへの理解が深まりました。
車椅子体験

「段差」「怖い」や「声」「大切」といった言葉が見られ、車椅子での移動において、少しの段差でも不安につながることを実感した様子がうかがえます。
あわせて、声かけが大切、安心につながるといったことも体験を通じて学べました。
嚥下体験

「後屈姿勢」「難しい」といった言葉から、後屈姿勢で飲食することが困難で誤嚥につながることを実感した様子がうかがえます。
他には「誤嚥」「知る」「防ぐ」といった言葉からは、嚥下の仕組みを理解することで、誤嚥を防ぐことができることを学べました。
まとめ
今回の講座を通じて、生徒たちは高齢者の体の変化や介護の仕事について理解を深めるとともに、介護や福祉の分野について考えるきっかけとなりました。
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 介護・福祉人材確保対策室
〒520-8575 市役所本館3階
電話番号:077-528-2803
ファックス番号:077-524‐4700
介護・福祉人材確保対策室にメールを送る









更新日:2026年05月13日