加藤美香さん(相談支援)

更新日:2026年03月30日

障害福祉の仕事についたきっかけを教えてください

加藤さん 福祉そのものへの関心は、家庭の事情で子どもの頃に2年間、児童養護施設に入所したことがきっかけでした。納得できないまま施設の生活が始まり、自分のペースで生活も送ることが出来ないこともあり、消化しきれない気持ちを持っていたため、頻繁に相談に乗ってくれたケースワーカーさんの存在がとても大きかったです。元々子どもが好きだったことと、自分の境遇を活かせるのではないかと考え、保育士と社会福祉士の資格を取りたいと進学を決めました。

 入学してからは社会福祉士一本に絞って勉強しました。児童相談所で働きたい気持ちもありましたが、ボランティアサークルでさまざまな障害のある人と出会った経験も影響して、地元のびわこ学園へ就職を決めました。相談支援事業所も運営していることも含め、事業の幅が広く、いろんな経験ができそうだなと感じたのも決め手になりました。

いつもどんなお仕事をされていますか?

加藤さん 障害のある方が自分らしい生活を送ることができるように福祉サービスを調整する、相談にのる仕事をしています。

仕事で大変だったことはありますか?

加藤さん 重度の知的障害と重度の肢体不自由がある人の施設で生活支援員として業務に当たっていた時に、支援員としては、「活動を楽しんでほしい」と思っても、体調が日々変化しやすい方が多くいたためナースやドクターの方々は、「今は静養したほうがいい」と判断することもあります。どうすれば利用者さんがより良く生活できるのか、塩梅を探すのがすごく難しかったです。でもそれは、時間も人も有限である中で、利用者さんを優先に考えていくきっかけになりました。

仕事で楽しかったことや魅力を教えてください

加藤さん 楽しかったことは、やはり障害のある方と療育活動を行ない、笑顔やリラックスしている様子を見ることが出来たことです。入所施設では障害のある方の生活をまるごと見られたため、療育だけでなく、医療の面、姿勢等のリハビリの面と多角的に知る機会があったことが今の仕事に繋がっています。

 昨年、望んでいた相談業務への異動が叶い、現在は地域の中で障害のある人が力を生かせる方法を一緒に考える仕事をしています。さまざまな制度やサービスを横断しながら、出会う人が増えていく面白さを日々感じています。「こうしなきゃ・・・」とつい思いがちな自分の性格を自覚したうえで、「価値観も働き方も、もっと緩めていけたらいいなと思います。

仕事を始めた頃と現在で、仕事のイメージや考え方は変わりましたか?

加藤さん 数年前までは、いつでも全力に真面目に取り組むために、周りの先輩に「7割でやったほうがいいよ」って言われたことが、最近やっと身に染みてわかってきたというか。真面目にやらないわけではないけど、もっと緩めてちょうどいいのかなって今は思っています。

一日の流れについて(相談支援)

一日の流れ
8時40分 出勤
8時50分 朝礼、他の相談員の予定共有
9時 メールチェック、電話対応
10時30分 自宅に伺い、モニタリング
12時 昼休憩
13時 電話対応しながら、記録等のデスクワーク
14時30分 学習会
17時25分 退勤

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