デング熱

更新日:2023年08月25日

デング熱とは

デングウイルスによっておこる疾患で、このウイルスを保有する蚊に刺されることによって感染します。
人から人へ直接感染するものではありません。

日本国内の発生について

デング熱は、アジア、中東、アフリカ、中南米、オセアニアで流行していますが、日本からの渡航者がデング熱に感染するケースも多く、帰国後にデング熱と診断される方が年間約200名おられます。

平成26年8月、海外渡航歴のない複数の方がデング熱と診断され、国内での感染が69年ぶりに確認されました。
また、平成28年7月、フィリピンから帰国した女性がデング出血熱を発症し、死亡する事例が発生しました。

症状について

デングウイルスを保有する蚊に刺されてから、通常3日~7日(最大期間2~15日)の潜伏期間の後に、

  • 発熱
  • 発疹
  • 頭痛
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 嘔気・嘔吐

などの症状がおこります。
通常の場合、発病後7日~10日の経過で回復します。

予防について

蚊に刺されないように注意しましょう。
蚊に刺されないための対策として、

  • 屋外で活動される場合には、長袖・長ズボンを着用するなど、肌の露出を減らしましょう。
  • 虫よけスプレーや蚊取り線香を活用し、虫よけ対策を行いましょう。
  • 室内の蚊の駆除に心がけましょう。
  • 蚊の発生源をつくらないようにしましょう。

海外からの帰国者の方へ

帰国時又は帰国後に発熱等体調の異状がある場合や、渡航先で医療機関を受診するなど体調に不安がある方は、空港などの検疫所に相談するか、早めに医療機関を受診するようお願いします。
また、帰国後に症状が認められた場合は、速やかに医療機関を受診し、海外への渡航歴を伝えてください。

啓発リーフレット

厚生労働省にて啓発リーフレットが作成されています。

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健康保険部保健所 保健予防課 感染症対策係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階
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