「非常用持ち出し袋」は家に用意していますか?

更新日:2018年08月27日

「防災とボランティアの日」「防災とボランティア週間」について

広く国民が災害時におけるボランティア活動及び自主的な防災活動についての認識を深めるとともに、災害への備えの充実強化を図ることを目的として、毎年1月17日を「防災とボランティアの日」。1月15日~1月21日までを「防災とボランティア週間」と定めました。

「防災とボランティアの日」が1月17日に定められた理由は、1995年1月17日に「阪神淡路大震災」が発生したことに因んでいます。この機会に防災について考えてみましょう。

「非常用持ち出し袋」は準備していますか?

皆さんは非常用持ち出し袋を準備していますか?いざという時に様々な道具があればとても役に立ちます。命を守るための最小限のアイテムと貴重品だけをリュックに入れて玄関先に保管しましょう。

1 非常食・保存水

まず基本となるのは、非常食や保存水です。前までは、賞味期限が1~3年程度のものが多かったですが、今ではなんと7年保存できる商品も出てきています。保存期間が長ければ長いほど、コスト面でのメリットも大きいですし、賞味期限で商品を選ぶことも選択肢の一つです。

長期保存ができる非常食の代表といえば「アルファ米」です。アルファ米とは炊いたお米を専用の機械で乾燥させたもので、水かお湯を注ぐだけでお米が炊いた状態に戻ります。ご飯の味も年々増えてきており、各メーカーの美味しさもかなりアップしています。

2 非常用トイレ

大きな災害に被災した時、トイレはどうしますか?被災したら仮設トイレがすぐ届くから大丈夫と思っているあなた!その考えは甘いです!

平成28年4月に内閣府が発表した「避難所におけるトイレの確保、管理ガイドライン」では、東日本大震災を経験した自治体に、被災後被災地へ仮設トイレが届くまで要した日数を調査した結果、全体のおよそ半分となる49%の自治体で仮設トイレを届けるまでに一週間以上かかっており、一か月以上かかってしまった自治体もありました。需要が一気に増えて仮設トイレの製造が間に合わなかったり、地震により道路が遮断されて仮設トイレが届かなかったり、様々な要因が考えられます。

3 懐中電灯・ランタン

災害は夜間に発生することもあります。夜間に避難することも考え、懐中電灯やランタンなどを用意しておきましょう。長寿命で衝撃に強いLEDライトや、両手を空けることができるヘッドライトが用意できればベストですね。電池がいらない手回し式の充電器ライトもあります。

4 防寒グッズ

真冬に災害が起こったとき、防寒グッズを用意していないと最悪の場合死に至ります。どんな季節でも対応できるような防災グッズを準備しましょう。でも毛布を入れるとなると大きさ的に厳しいと思いますので「アルミブランケット」を用意しましょう。アルミは熱を遮断する効果がありますので、1枚あればサウナスーツを着ているように暖かくなってきます。

災害に備えて

災害に備えて準備しだすと、様々な物が必要になることがわかってきます。何から始めたらいいか分からないという方も、まずは「非常用持ち出し袋」から準備してみてはどうでしょうか?

上に紹介した物以外にも、携帯ラジオ、着替え、タオル、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、軍手、雨合羽などの物品も必要になってきます。この機会に一度揃えてみてはいかがでしょうか?

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