【西分署】消防業務の紹介(とび口編)
とび口とは

この道具は、江戸時代から消防が救助現場や火災現場で使用する破壊器具の一つで、先端の尖った金具部分が鳥のくちばし(とび)に似ていることから「とび口」と呼ばれています。
隊員はこの器具を上手く活用し、進入するための開口部を作ったり、長さを利用して手の届かない部分の破壊や邪魔な物を除去したりします。
使用方法

長さが2メートルあるので、高い天井でも破壊することが可能で、火災現場で天井裏の火災を消す時にも活躍します。

ドアや窓を破壊することができ、器具が長くより強く遠心力が働くため、頑丈なものでも破壊することができます。

先端の鉤型の金具部分を上手く使えば、物を引っかけて取り除いたり、引きずり出すことができます。

江戸時代から現代まで使われている歴史ある資器材ですが、まだまだ現場活動では現役で、日々人を助けるために活躍しています。
更新日:2023年08月02日