直結給水方式のご案内

マンションなどの集合住宅やビルなどへの給水は、受水槽を経て給水する方式と配水本管の水圧で直接給水(直結給水)する方式及び直接、ポンプで加圧して給水する方式があります。
大津市では、常に安全な水が供給できるように平成14年4月から直結給水の拡大を進めています。
適用範囲
- (直結直圧方式)5階までの建物 (直結増圧方式)10階までの建物
- 配水管の水圧が一定以上確保できる区域
- 給水戸数が、ファミリータイプで42戸まで
- 引き込み管の口径がΦ50mm以下
メリット・デメリット
病院、学校、ホテル、工場、大型飲食店など一時に大量の水を必要とする施設や、災害や緊急時にも給水を必要とする施設は、受水槽方式が望ましいです。
直結給水 | 受水槽給水 | |
メリット | ・配水管の水が、直接蛇口まで供給されるため、常に安全な水が得られます。 ・水槽の維持管理費用が不要となります。 ・水槽を設置するスペースが不要となり、その土地を有効活用できます。 |
・災害・緊急時等に配水管が断水となった場合でも、貯水槽に貯留されている水を利用できます。 |
デメリット | ・災害・緊急時等に配水管が断水となった場合、蛇口でもすぐに断水となります。 | ・水槽の管理が不十分な場合、安全な水が供給されない恐れがあります。 ・水槽の維持管理費用がかかります。 ・水槽設置のためのスペースが必要です。 |
工事費用、維持管理費
給水装置はお客様の財産です。工事費用及び維持管理にかかる費用は、すべてお客様のご負担となります。
受水槽方式からの改造
現在、ご使用されている受水槽方式を直結給水方式に改造することができますが、建物の築年数や設備内容によっては、配管の取替等が必要となります。
この費用は、お客様のご負担になりますので大津市指定給水装置工事事業者に見積りを請求のうえ、ご検討ください。
更新日:2019年04月19日