感震ブレーカーの設置効果について
感震ブレーカーについて
阪神・淡路大震災、東日本大震災では、電気器具の転倒による火災や停電後の電気復旧時に火災が発生する通電火災が多発しました。震災時に電気が原因となる火災対策に効果的とされるのが「感震ブレーカー等」です。
大規模地震時の出火原因について

阪神・淡路大震災時の出火原因
1位 電気関係 85件(61%)
2位 灯油・ガス器具等 24件(17%)
3位 その他 30件(22%)
- 総出火件数139件のうち、電気関係は85件(約6割)

東日本大震災時の出火原因
1位 電気関係 71件(65%)
2位 工場設備 12件(11%)
3位 その他 27件(23%)
- 総出火件数110件のうち、電気関係は71件(約6割)
感震ブレーカー等の設置効果

感震ブレーカー等の設置により地震時の電気を遮断することで、電気に起因する出火が相当程度抑制されると考えられます。
- 配線の焼損等により出火
- コードの断線等により出火
- 過負荷により加熱し出火
- 転倒・落下した可燃物が、ヒーターに接触し着火
- 白熱灯が転倒・落下し可燃物に着火
感震ブレーカー等とは
感震ブレーカー等は、地震時に設定以上の 揺れを感知した時に電気を自動的に止める機器 です。
一般的なブレーカー等は、地震を感知してから電気を止めるまでに数分間の猶予を持たせるタイプや、特定のコンセントの電気を遮断させるコンセントタイプなどもあり、ご家庭の状況によって使い分けることが可能です。

大津市消防局は、大規模地震時における電気を起因とする出火の発生を抑制するため、火災予防運動等の機会を通じ、感震ブレーカー等の普及や自宅から避難する際にブレーカーを落として避難するよう啓発を図ってまいります。