救急車の適正利用にご協力をお願いします

救急車の出動件数が増加しています

大津市の令和5年中における救急車の出動件数は20,795件で、初めて2万件を越えました。また、前年よりも1,447件増加し、2年連続で過去最多を更新しました。

このまま、救急車の出動件数が増加し続けると、必要な時に救急車が足りなくなるかもしれません。

令和5年救急車適正利用啓発ポスター

本当に救急車を必要としている人のために

大津市消防局の救急搬送の現状として、軽症者の割合が約7割を占めています。(軽症とは、入院の必要がなく、診察後に帰宅された場合をいいます。)

その中には、救急車が不要であった可能性があるものも含まれており、このような状態が続くと、心肺停止状態や心筋梗塞、脳卒中、事故による大ケガの人など、緊急に病院へ搬送する必要がある人のもとに、救急車の到着が遅れてしまう可能性があります。

「必要な人が必要な時に」いつでも利用できるように、救急車の適正利用について、日頃から一人一人が考えておきましょう。 

次のような症状がある場合はすぐに救急車を呼びましょう

  • 胸が締め付けられるように痛い。
  • 息が苦しい。呼吸がしにくい。
  • 意識がない。けいれんを起こしている。
  • 頭が割れるように痛い。今まで経験したことのないような痛み。
  • 言葉が出にくい。突然片方の顔や手足に力が入りにくくなった。
  • 大けが等で出血が止まらない。

このような症状がある場合は、迷わず119番して下さい。

救急車の不適切な使い方の例

  • 今日は入院日だから。診察日だから。
  • タクシーは有料だから。
  • 救急車で行くと早く診察してもらえるから。

救急車を呼ぶかどうか迷ったとき

病気やケガのとき、救急車を呼んだ方がいいのか、自分で病院を受診すればいいのか、迷うことがあります。

そんなときは、総務省消防庁の「全国版救急受診アプリQ助」を活用してみてください。

また、小児救急医療電話相談「#8000」に電話をすると、お子様の症状に応じた適切な対処方法や受診できる病院等について、アドバイスを受けることができます。(受付時間が限られていますので、ご注意下さい。)

Q助のパスター
こども医療でんわ相談#8000

いますぐ受診できる病院を知りたいとき

滋賀県では、「救急医療ネットしが」で病院情報を検索することができます。

滋賀県救急医療情報ネットロゴ画像

この記事に関する
お問い合わせ先

消防局 救急高度化推進室
〒520-8575 市役所新館2階
電話番号:077-525-9903
ファックス番号:077-525-9904

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