市議会トピックス（令和5年11月）

　11月27日（月曜）から12月25日（月曜）までの29日間を審議期間とする11月通常会議を開きました。
　この日は、市長から、大津市大河ドラマ 「光る君へ」 活用推進協議会への、大河ドラマ館のオープニングイベントの内容確定などに伴う負担金や、歩道拡幅事業に伴う生涯学習センター隣接県有地の取得に係る経費などを計上した令和5年度一般会計補正予算のほか、大津市グラウンド・ゴルフ場条例の制定についてなど計45議案が提出されました。
　そのうち、固定資産税の賦課決定処分に係る訴訟の判決が確定したことに伴う賠償金及び償還金など、一部の令和5年度一般会計補正予算については、即日採決が行われ全会一致で可決されました。

　意見交換に先立ち、議長のあいさつと広報広聴委員会委員長による講演が行われた後、高校生が授業の一環として行った、市政に関連する「経済」「子育て」など、計6分野のテーマについての自主学習の成果を政策提案する形でプレゼンしました。
　その後、議員と高校生がテーマごとのグループに分かれ、高校生が行った自主学習の成果をもとに意見交換を行いました。議員からは、多くの質問が出され、高校生からは、若者ならではの気づきや思いをもとに忌憚のない意見が出されるなど、活発な意見交換となりました。
　また、その意見交換の内容については、テーマごとに代表生徒から発表が行われ、参加者全員での情報共有が図られました。

　大津市議会では、業務継続計画（BCP）をより実効性のあるものとし、災害に対する危機意識を高める観点から、毎年防災訓練を実施しています。　
　今年度は、議長公約にも掲げられているオンライン一般質問の仕組みづくりに資する取り組みとして、「模擬オンライン一般質問」を実施しました。
　今回の訓練では、ウェブ会議システムを活用し、災害により登庁できなくなった2名の議員が自宅などからオンラインで一般質問を行う想定で本会議形式により訓練を行いました。
　今後、非常時においても議会機能の維持が図られるよう、オンライン一般質問の実現のため、課題の洗い出し等が行われる予定です。

　ミッションロードマップとは、大津市議会基本条例に掲げる規定を具現化するため、議会全体として取り組むテーマとその工程をあらかじめ決定する実行計画であり、この会議は、実行計画についての議論を行い、大津市議会の今期における議会活動の方向性を協議していく会議です。
　今回の会議では、ミッションロードマップの在り方の検証及び策定に係る正副座長案が提案され、委員間で議論を交わしました。
　今後は、検証及び策定の結果を成案としてまとめ上げ、議会運営委員会及び政策検討会議全体会で報告する予定です。

　この日は、「運動器障害とフレイルについて」をテーマとして、滋賀医科大学医学部附属病院副院長で、整形外科科長の今井晋二(イマイ シンジ)教授による、テーマに関連した基調講演が行われた後、意見交換会を行いました。
　意見交換会では、6グループに分かれて話し合い、その成果について、各グループの代表者が発表を行い、参加者全体で情報共有を図りました。

　生活産業委員会では令和6年3月に「大津市中小企業・小規模企業振興ビジョンの取り組み状況」について調査する予定をしており、この調査をより実りのあるものとするため、今回、大津商工会議所の皆さんの取り組みや現状認識、今後の課題などについてお話を伺い、意見を交わしました。