雨水吐き室のしくみ






雨水吐き室には、流入してきた下水を水再生センターへ流れる遮集管と琵琶湖へ流れる放流管に分水するために越流ぜきを備えています。
晴天時(図1)は、雨水吐き室に流入してきた下水は全量、遮集管を通って水再生センターへ流れ処理されます。
雨が降り始める(図2)と、合流管に雨水が流入し始め、しだいに下水量が増えてきますが、この時点でも、下水は全て遮集管に流れます。
強い雨が降る(図3)と、雨水吐き室内の水位が上がり、越流ぜきから下水が溢れ、琵琶湖への放流が始まります。このとき、合流管や側溝にたまっていたゴミや枯葉などの夾雑物が下水といっしょに琵琶湖に流れ出てしまいます。
そこで、ゴミや枯葉が流出するのを防ぐため、スクリーンなどの夾雑物流出防止装置を雨水吐き室に設置しました。(図4)
夾雑物流出防止装置には、左図のようなスクリーンタイプなど、さまざまな方式が開発されています。
本市では、スクリーンタイプを含め、動力が不要な水面制御装置など各雨水吐き室に合った形式の夾雑物流出防止装置を全ての吐き室に設置しました。(図5)
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更新日:2018年08月27日