市長記者会見(令和7年7月22日)

更新日:2025年07月31日

  • 日時 令和7年7月22日(火曜)11時から
  • 場所 大津市役所 新館2階 災害対策本部室
会見する市長の様子

市長説明

 皆さん、こんにちは。本日はお忙しい中、またお疲れの中、記者会見にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。平素、記者クラブの皆様には、市政情報を広く発信していただいていること、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。本当にいつもありがとうございます。

 本日は、国スポ総合開会式まで68日となりました「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」に向けた取組についてお知らせいたします。

 まず動画をご覧いただきたいと思います。

(動画視聴)

 この動画は、大津を訪れる皆様を歓迎し、また大会に関わる方へエールを送るために作成いたしました。これまでに開催いたしましたイベントの際に、国スポ・障スポコーナーを訪れていただいた皆さんの協力を得て撮影いたしました。1分と30秒の2種類があります。今後、市役所に設置しているデジタルサイネージや実行委員会のSNS、YouTubeなどで広く公開することとしております。

 先程、国スポ総合開会式まで68日となったことを申し上げましたけれども、実は会期前競技に関しましては、9月6日から、本市では体操競技、新体操種目が始まりますので、実は68日を切っているという状況ですので、こういった取組を加速させているところであります。

 続いて、ボランティアの登録状況についてです。6月30日で受付を終了し、延べ1,225人の方にボランティア登録をいただきました。今後、接遇について学ぶおもてなし研修を開催するとともに、大会期間中の活動の日程調整などを進めてまいります。さらに、ボランティアをはじめ市民の皆さんにも呼び掛けをして、競技団体と共にセーリングとローイングの競技会場で清掃活動を行う予定です。

 また期間中は、おもてなしと大津のまちのPRを目的として、ふるまいを実施いたします。自治連合会やまちづくり団体、体育団体などに担っていただき、選手や関係者の皆さんと交流を図るとともに、あわせてお菓子などを提供いただくこととしております。

記念撮影の様子
駅前の装飾の様子

 次に、国スポ・障スポの装飾についてであります。既にJR大津駅や商店街での装飾、電車やバス、郵便ポストなどのラッピングを実施しておりますが、8月からはさらに会場最寄りとなりますJR駅5駅に広げ、歓迎ムードを高めてまいりたいと考えています。

 8月中には、国スポ・障スポの観戦ガイドブックも発行いたします。各競技の情報だけではなく、大津のまちの魅力を伝えることで、市内への周遊を促してまいりたいと考えております。1万5,000部を発行し、選手や監督、大会関係者には資料と共にお渡しをし、観覧者などへはJR駅に設置する総合案内所や支所、協力していただく店舗でお配りする予定です。

 「わたSHIGA輝く国スポ」は、ご承知のように44年ぶりに滋賀県で開催されますが、この準備を進める中に当たっても、昭和56年のびわこ国体について、競技を見に行ったとか、子どものときに開会式に参加したとか、様々な思い出をお伺いしております。こうしたことから、今回の国スポ・障スポにおいても、子どもたちの記憶に残るような、そして子どもから大人までスポーツの価値を再認識できるような取組を行います。

 「OTSU DREAM IT CONTENTS」と題しまして、競技で使用する道具の実物展示などの実物に触れる体験、エスコートキッズやハイタッチキッズなどの競技セレモニーへの参加体験、ストラックアウトやエルゴメーターなどによる競技の楽しさを知る体験の3つのジャンルで準備を進めております。

 最後に、「OTSU国スポこだわり弁当」をご紹介いたします。選手の皆さんの活力となるとともに、地元の食材や郷土料理を通して、滋賀や大津の魅力に触れてもらえるようなお弁当となりました。この後、12時15分から、ご案内しているように試食会を開催いたしますし、また12時から13時までの間、販売会を実施することとしております。引き続き、試食会・販売会を取材いただければ幸いです。

 まずは、私からは以上であります。

スタッフの様子
市長の様子

質疑応答

毎日新聞 20日に参院選の投開票がございました。自民新人の宮本和宏さんが当選されたんですけれども、この選挙戦、どのように見ていらっしゃったかということをお話しいただけますでしょうか。

市長 まずは投票率が本市において59.91%と、前回令和4年の参議院議員選挙と比較して5ポイント余り上がりました。選挙に対する有権者の皆さんの関心が高かったということとともに、期日前投票も7万人近くと、前回の1.48倍となったように、この間、商業施設で期日前投票所を増設するなど、投票しやすい環境づくりを進めてきたことも寄与したのではないかと考えております。

 選挙結果につきましては、評論する立場にありませんが、やはり変化を求める有権者の思いが一定示されたのではないかと考えております。

説明会の様子

毎日新聞 もう一つ、市庁舎再整備についてお尋ねいたします。6月の市民説明会には市長自ら午後の説明会にご登壇されたこともあります。パブコメのまとめはこれからだと重々承知しておりますが、ご登壇されたことを含めて、改めてこれからのことについて考えていらっしゃることがありましたらお話しください。

市長 まず市役所の庁舎整備につきましては、6月に基本計画の案を取りまとめ、今ご質問にもありましたように6月13日から7月7日までの間、パブリックコメントを実施しました。現在、パブリックコメントで寄せられたご意見を集約しているところでありますが、6月21日の説明会で直接私がお伺いしたことも踏まえて、引き続き整備に向けた取組を丁寧に、そして着実に進めていきたいと考えています。

京都新聞 参院選について2点お伺いしたいと思います。まず、市長が参院選の中で特に関心を持ってご覧になられたテーマがあれば、お伺いしたいと思います。

市長 新聞・テレビの報道では、まず物価高対策が争点になろうと。途中から外国人に対するスタンスなども争点と報道されていましたけれども、基礎自治体をお預かりする身としては、この先、長期的な展望をしっかりと描いていただくようなテーマ、社会保障はどうあるべきかとか少子化対策とか、本当にこの国の行く末というものをしっかり踏まえた議論を一有権者として望んでおりましたけれども、どうしても短期的な争点に終始したように感じています。

京都新聞 続いてですけれども、日本人ファーストというフレーズを特定の政党が打ち出されていて、それに伴ってSNSなどで排外主義的な主張も散見されるようになっていたかと思います。特定の政党について是非を問うわけではないんですけれども、それを一旦置いておいたとして、外国人に対する排外主義的な主張が強まった背景には、日本人自身の不満というものがわだかまっているのかなという考えもあります。大津市内にも多くの外国人の方が住んで、働いて社会を支えていらっしゃると思いますけれども、市長として、こういう社会の風潮についてどういうふうに見ていらっしゃるのか、またそれについての対応策についてお伺いしたいと思います。

市長 まず、選挙戦のキャッチフレーズとして用いられた言葉について論評する立場ではありませんし、そのキャッチフレーズが特定の政党によって使われたことによって、大津市で外国人を排斥するような動きになるとは思っていません。ご質問にありましたように、共生社会を進める上においても、外国人の皆さん、外国籍の皆さんも、エッセンシャルワーカーとして活躍いただいたり、様々な面で社会を支える一員でありますので、これからも行政としては共生社会の実現に向けて取組を重ねていきたいと思います。

選挙スタッフの様子

中日新聞 選挙に関連してのことですけれども、最初、投票率のお話があったと思うんですけれども、投票率は前回より上がったとはいえ、まだ高いとは言えないと思います。4割ほどの市民の方が投票に行っていないということになります。何か今後、投票率を高めるために、どのような取組をしていきたいとかお考えがあれば、お聞かせいただければと思います。

市長 高いと見るか低いと見るか、これは主観によるものだと思います。例えば大津市長選挙は40%前後でありましたので、いつも皆さんから低いとおっしゃっていただいています。それに比べると今回の参議院議員選挙は、先程申し上げたように、59.91%と20ポイントも高いわけです。それだけ関心が高い。ただ先程も質問にお答えしましたけれども、投票しやすい環境づくりはこれからも進めていかなければいけないと思っています。

 例えば期日前投票所、先程も商業施設での開設を増やしてきたと申し上げましたけれども、今回の参議院議員選挙においても、本庁と本庁以外の商業施設を含む期日前投票所の伸びを比べると、やはり投票しやすいということもあって、本庁以外の期日前投票所の伸びが上回っておりますので、こういったことを踏まえて、これからも取組を重ねていきたいと思います。

中日新聞 選挙の開票は、市は朝方まで時間がかかったと思うんですけれども、職員の方々も負担に感じるというか、なるべく開票時間を短くしようという動きもあると思います。何か大津市で開票時間を短くしたりとか負担軽減とか、そのあたりで何か市長のお考えがあればお聞かせください。

市長 前回令和4年の参議院議員選挙で、選挙区の確定時間が4時20分、比例区の確定時間が6時40分でした。今回それに比して、選挙区については1時55分の確定、比例代表については4時12分の確定ということで、非常に職員の皆さんも頑張っていただいて、早い時間に確定をすることができたと思っています。

中日新聞 この先、さらに時間を短くしていくとか、そのあたり何かお考えがあれば教えていただければ。

市長 南北45キロある市内の投票所から、投票箱を持って集まるだけでも時間がかかるということが現状です。この先一定議論していかなければいけないのは、投票時間を前倒すことも、周縁部に関しては検討する必要があるのかなとは思います。

時事通信 参院選の関係で1点お尋ねします。参院選の論点の一つとして、物価高対策というところも挙げられたかと思います。その点、石破首相が参院選の公約として全国民に現金給付というものを掲げています。もちろんこの公約にも是非があるかとは思うんですが、自治体にとっては事務負担というところも懸念する声も上がっていると思います。この点について、市長の見解がありましたらお願いします。

市長 物価高対策における給付につきましては、私どものみならず、基礎自治体に大きな負担となっています。国政の場において議論がなされ、結論が出て、我々に制度が示されるんですけれども、制度についても熟議がなされたのかどうか、非常に疑問が残るような制度もあります。実はまだ定額減税に伴う取組というのは、今も我々が担っておりますので、こういったものが終了せぬ中において、新たな給付というのは間違いなく事務負担の増加につながると考えています。

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