避難確保計画に基づく訓練実施のポイントについて
訓練実施のポイント
避難確保計画に基づく訓練は水防法や土砂災害防止法で義務付けられています。実効性を高めるためにも次の点に注意して訓練を実施して下さい。なお、令和3年7月に訓練実施報告も義務付けられたため、訓練実施後に下記届出の提出もお願いいたします。
1 訓練の実施時期について
訓練の実施時期は梅雨入り前や台風シーズン前に実施することを推奨します。
2 訓練の内容について
台風到来を想定した訓練を実施する場合、次のような流れになります。
- 避難確保計画の従業員への再徹底
- 図上訓練(台風到来までの注意、警戒体制時の動き 例:情報収集訓練)
- 実働訓練(非常体制時の動き 例:搬送訓練)
- 訓練検証により計画の問題点等の洗い出し
- 避難確保計画の修正
令和2年9月に有料老人ホームや介護老人保健施設を対象として、台風接近を想定した合同訓練を実施しています。訓練で使用した資料を一部公開しますのでご活用下さい。
令和2年9月避難確保計画合同訓練資料 (PDFファイル: 4.3MB)
訓練の実施例
図上訓練
避難確保計画の再徹底や図上訓練では避難を判断する情報のポイントや避難先、情報連絡体制を確認するようにしましょう。従業員を集めての講義形式で実施すると施設全体で共通認識ができるため効果的です。
実働訓練
実働訓練では上階避難や立ち退き避難、保護者等への情報伝達訓練等を行いましょう。
搬送方法はキャスター付きベッドや車椅子、エレベーター等の施設にあるものを優先し効果的に使用しましょう。上の写真はベッドシーツや毛布、布製担架を用いた搬送訓練です。
訓練の届出について
訓練を実施しようとするとき又は訓練を実施したときには大津市への届出が必要になります。次の様式で3部届出をお願いします。
注:令和2年10月1日から電子申請での報告も可能となっています。
避難確保計画に伴う訓練実施届出書 (PDFファイル: 124.3KB)
避難確保計画に伴う訓練実施届出書 (Excelファイル: 159.5KB)
更新日:2021年10月11日