「第18回青春21文字のメッセージ」受賞作品が決定しました

更新日:2025年02月18日

京阪電鉄石山坂本線の駅数が21あることにちなみ、青春にまつわる思い出や夢などを21文字で表現する「第17回青春21文字のメッセージ」の入賞・入選作品が決まりました。
「ときめき・のりかえ・きらきら」をテーマに全国から4,525点もの作品が寄せられ、審査の結果、入選100作品が選ばれました。
そのうち優秀賞、特別賞は下記のとおりです。

優秀賞

滋賀県知事賞

初めて始発に乗った。朝ってこんなに光るんだ。/会田 あやか(22歳 滋賀県)

 駅や電車は、時間帯によって表情が変わりますが、始発はまた格別です。その驚きが、瑞々しく表現されました。「光が眩しい」くらいでは足りないのでしょう。朝を主語にしてしまったところに迫力があります。(評:俵万智)

大津市長賞

もう君に逢えないと知る乗換駅 後ろ三両切り離します/山本 貴幸(36歳 大阪府)

 秘めた思いだったのでしょうか。一つの恋の終わりが、駅と電車に重ね合わせてリアルに伝わってきます。今が人生の乗換駅、思い出を切り離して進んでいこうというふうにも読めて、切ないですね。(評:俵万智)

青春賞(叶 匠寿庵)

さくらんぼみたい分け合ったイヤホンは通学路/小沼 智佳(21歳 京都府)

 一つのイヤホンを分け合って、同じ曲を聴く通学路は、まさに青春だなあと思いました。Y字に分かれるイヤホンを「さくらんぼ」とした比喩が素晴らしいですね。見た目だけでなく、甘酸っぱいところも同じです。(評:俵万智)

さわやか賞(大津商工会議所 女性会)

今、S字カーブが始まる 君の横顔が見え隠れ/上田 幸男(76歳 滋賀県)

 横顔を、ずっと見ているからこその発見ですね。七十代とは思えぬときめきに感服しました。「始まる」という現在形、「見え隠れ」という言いさしの表現。これらが、まさにカーブで揺れている感じを伝えてくれます。(評:俵万智)

ユーモア賞(トヨタモビリティ滋賀)

このときめきはキノセイじゃなく、スキノセイ/村井 愛理(17歳 石川県)

 「気のせいじゃない」なら誰でも言えそうですが「好きのせい」と掛けた言葉遊びに唸りました。気の精、好きの精、という妖精がいるような気がしてくるのは、カタカナで音だけを伝えたからでしょう。技ありです。(評:俵万智)

特別賞

近江勧学館賞

金曜日も「また明日」が言える距離になりたい/仲川 暁実(27歳 愛知県)

京阪電鉄賞

伝えなきゃ。背を押す「ドアが閉まります」/伊藤 夏子(16歳 千葉県) 

近江鉄道賞

同窓会に向かう電車に初恋が乗ってきた春。/ガブリータ(48歳 東京都)

信楽高原鐡道賞

行き先の消えかかった定期券に別れを告げる卒業式/熊田 悠人(14歳 京都府)

西日本旅客鉄道賞

150円の入場券で、君と過ごす数分を買う/まるん(24歳 長野県)

比叡山鉄道賞

みんなが画面を見ている中、車窓を眺める君が好き/竹内 喜一(47歳 大阪府)

団体賞(京都信用金庫)

滋賀県立瀬田工業高等学校(滋賀県)

金城学院高等学校(愛知県)

総評

 全国から、そしてさまざまな年代のかたから、ご応募がありました。この賞の広がりとともに、電車や駅にまつわる思い出やドラマが、多くの人々の心にあることをあらためて感じる選考でした。(最終審査員:俵万智)

作品の発表場所

電車と青春21文字のプロジェクトのホームページ(外部リンク)

下記にて展示を予定しています。

  • 京阪電車石山坂本線の車両中吊り、京阪石山坂本線の主要10駅、近江鉄道の車両、信楽高原鐵道の車内壁面、JR西日本、比叡山鉄道の県内各駅掲示板
  • 大津市ナカマチ商店街「胸キュン商店街」として店頭に作品掲出:2月~3月

ダウンロード

第18回青春21文字のメッセージ受賞作品チラシ(PDFファイル:1.5MB)

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 文化振興課 
〒520-8575 市役所別館2階
電話番号:077-528-2733
ファックス番号:077-523-7855

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