松山響介選手(ウエイトリフティング)

更新日:2025年03月14日

大津市在住、出身など、大津市にゆかりがあるアスリートをご紹介します!
今回は、春の高校選抜大会・夏のインターハイ・秋の佐賀国スポの三大会において、102キログラム超級で三冠に輝いた堅田高等学校ウエイトリフティング部の松山響介さんにお話を伺いました。

インタビュー

市スポーツ課(以下、市):幼少期はどんなスポーツをしていましたか?

松山響介選手(以下、松山):小学1年生の時からバレーボール教室に入っていました。ウエイトリフティングは小学校5年生ぐらいからやり始めて、中学生3年生まではバレーボールとウエイトリフティングを両方やっていました。

:バレーボールの他に、どうしてウエイトリフティングをやろうと思ったのですか?

松山:堅田Jr.ウエイトリフティングクラブのコーチが父の知り合いで、その紹介で始めました。一度、体験に行って面白いなと…。大きい体だったので、どこまでも体が大きくなってもいいスポーツだし、重いものを持ち上げるのも楽しかったからです。

中学時代、仰木中学校の部活動でバレーボールをする傍ら、夕方からはジュニアクラブでウエイトリフティングに取り組まれた松山さん。バレーボールでは全国大会出場、ウエイトリフティングでも全国中学生ウエイトリフティング競技選手権大会で優勝するなど、どちらも華々しい成績を残されたが、両立を続けていくことは大変だったため、高校からはウエイトリフティング一本に絞ることを決断された。

選手の様子

松山響介選手

:ウエイトリフティングをしていて一番辛かった思い出はありますか?

松山:高校1年生の3月に行われた全国選抜大会で1位になりました。そのあとのインターハイで優勝すれば2冠でしたが、調子が悪くて逃してしまい、そこから全然記録が上がりませんでした。かごしま国体ではスナッチ(注釈1)で1位をとったものの、クリーン&ジャーク(注釈2)は調子が悪かったため、どこが悪いのかを反省して、それを一つ一つ直して、メンタル面を鍛えました。

:辛い時期を経験されて心身ともに強くなったのですね。では、一番うれしかったことは何ですか?

松山:今年のインターハイで優勝し、大会記録を出したことです。

:インターハイではスナッチが141キログラム、クリーン&ジャークが168キログラムといずれも大会新記録を出されましたが、自分自身を強くするルーティンはありますか?

松山:散歩ですね。台風の日以外は毎日朝起きて2~3kmを一時間弱、散歩しています。全国大会の会場に行っている時も毎朝続けています。

:けがしないように気をつけていることなどはありますか?

松山:練習が終わり、家に帰ってからは体をケアしています。ストレッチしたり、アイシングをしたりして、自分の体のケアをすることを大事にしています。これまで大きなけがをしたことがないんです。

注釈1バーベルを単一動作で床から頭上まで一気に引き上げる種目
注釈2バーベルを一旦鎖骨の高さまで持ち上げ、その後、頭の上まで挙上する種目

インタビューを受ける選手の様子

大会前には体の調子を整えるために食事制限をしているそう。大会後にご褒美として食べるのはカレーパンと笑顔で答えてくれた。

:最後に今後の目標と将来の夢を教えてください。

松山:今後の目標は、2月末にある全日本ジュニア選手権大会で高校記録をとることです。二十歳以下の大学生も出場できる大会で、去年は3位でしたが、記録を塗り替えたいです。そして、夢はオリンピックで金メダルをとることです。

記念撮影の様子

堅田高等学校ウエイトリフティング部の高橋監督も高校時代に全国制覇を成し遂げられている。

長年通ったウエイトリフティング部の道場で過ごすのもあとわずか、春からは日本大学を拠点に世界を目指す松山響介選手。これからのさらなるご活躍を楽しみにしています。

(この記事は、2024年12月時点のインタビューを基にしています。)

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