鳥インフルエンザについて「鶏肉・鶏卵は安全です」

家畜伝染病予防法により、発生農場の鶏や卵は出荷されません。鶏肉は、食鳥検査法に基づき、疾病や異常がないか検査が行われ、合格したものだけが市場に流通しています。鶏卵は、食品衛生法に基づき策定された衛生管理計画に従い、洗卵などの衛生管理が行われています。
内閣府食品安全委員会は、我が国の現状において、家きんの肉や卵を食べることにより、ヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないとの見解を示しています。この考え方には、次のような科学的な理由があります。
- 鳥インフルエンザウイルスは熱に弱く、WHO(世界保健機関)によると、ウイルスは適切な加熱により死滅するとされており、食品を十分に加熱調理して食べれば感染の心配はありません。
- 鳥インフルエンザウイルスは酸に弱く、ヒトの体内で胃酸等の消化液により死滅すると考えられています。
- 鳥インフルエンザウイルスが感染するための細胞表面の受け皿(受容体注1)は、ヒトと鳥とは異なることから、鳥インフルエンザウイルスはヒトの細胞表面の受け皿と結合しにくくなっています。
(注1)ウイルスがヒトや動物に感染する際に最初に結合する細胞表面の分子。
根拠の無い噂などにより混乱することなく、以下のリンク先の正確な情報に基づいて冷静に対応していただきますようお願いします。
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健康福祉部保健所 衛生課 食の安全推進係
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電話番号:077-511-9203
ファックス番号:077-522-7373
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更新日:2023年01月19日