麻しん(はしか)
最近の発生状況について(近畿圏内(大津市を含む))
近畿圏内での麻しん(はしか)の発生状況については、下記のリンク先をご確認ください。
麻しん(はしか)の最近の発生状況について(近畿圏内(大津市を含む))
麻しん(はしか)とは
麻しんウイルスの感染による発熱と発疹等を伴う急性の感染症です。
感染力はウイルスの中で非常に強く、麻しんを発症している人と同じ部屋にいるだけで(空気)感染したり、飛沫、接触によりヒトからヒトへ感染が伝播します。
現在、麻しんに有効な治療薬は無く、対症療法をしながら治癒を待つことになります。
ちょっと気になる感染症「麻しん(はしか)」 (PDFファイル: 142.4KB)
症状について
感染してから、通常10~12日程度(最大21日)の潜伏期間があります。
発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、解熱傾向になったのち、39度以上の高熱と発疹が出現します。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎を発症するといわれています。
死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人といわれています。
麻しん治癒後、数年~10年程度経過してから発症する神経疾患の亜急性硬化性全脳炎(SSPE)を引き起こすことがあります。
また、過去のワクチン接種の効果が弱まった場合など、麻しんウイルスへの免疫が不十分な人が感染した場合、典型的な症状を示さず比較的軽症の修飾麻しんとなることがあります。
予防について
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみでは予防できません。麻しんワクチンを接種することが有効な予防方法です。
定期接種(麻しん風しん混合ワクチン)に位置づけられています。
医療機関のみなさまへ
発生届について
麻しんは「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の規定により、全数届出が義務付けられています。
届出要件等については「医療機関のみなさまへ(麻しん)(PDFファイル:106.3KB)」をご確認ください。
(参考)
厚生労働省:感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について(外部サイト)
厚生労働省:届出票(外部サイト)
- 届出受理後の行政検査(PCR検査)のための、検体(咽頭ぬぐい液、血液、尿)確保にご協力ください。
(注)確保後は4度で冷蔵保存をお願いします。
(参考)
厚生労働省通知:「麻しんの検査診断について」健感発1111第2号(外部サイト)
- 麻しんワクチン接種歴の確認をお願いします。(可能な限り母子手帳等の記録による確認をお願いします。)
- 可能な限り、麻しん患者との接触歴の確認をお願いします。
患者さんへの指導について
- 二次感染予防対策について、患者さんへのご指導をお願いします。
- 保健所から連絡がある旨をお伝えください。
(参考)
国立健康危機管理研究機構:麻疹対策・ガイドラインなど:麻しん発生状況に関する注意喚起(外部サイト)
学校保健安全法における取り扱い
麻しんは学校において予防すべき感染症第二種に規定されており、解熱後3日を経過するまで出席停止とされています。
麻しんワクチンについて
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部保健所 保健予防課 感染症対策係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階
電話番号:077-522-7228
ファックス番号:077-525-6161
保健予防課にメールを送る
更新日:2025年07月09日