ロタウイルス感染症

更新日:2023年07月07日

ロタウイルス感染症とは

主に冬から初春にかけて、およそ6か月~2歳の乳幼児を中心に発症するウイルス性消化管感染症です。
多くの下痢性ウイルスが関与するなかでもロタウイルスによるものは重症度が高く注意が必要です。

症状について

潜伏期間は2~4日です。

病初期に発熱・嘔気・嘔吐がみられ、2日目以降嘔吐回数は減り、血便のない下痢が始まります。
以前は冬季白色下痢症と言われたように白色の下痢便が特徴でしたが、最近は半数に見られる程度です。

およそ3~7日程度で治癒しますが、胃腸炎に伴う脱水、無熱性けいれん、脳症、肝機能障害、腎不全等の合併症を起こすことがあり、注意が必要です。
1日10回以上の下痢が2日以上続いたら脱水を起こしている可能性が高いため、適切に受診をしましょう。

治療について

糞口感染です。

感染者の便には多量のウイルスが排泄されているため、オムツの適切な処理、石けんと流水での正しい手洗いで二次感染を予防しましょう。

衣類等が便や嘔吐物で汚染した場合には次亜塩素酸ナトリウム消毒液で消毒をして下さい。

糞口感染とは

  • 糞便に接触し、接触箇所の洗浄処理が不十分であるまま飲食をした場合
  • 糞便に触れた食物、不十分な汚水処理、糞便接触後の不十分な洗浄

などにより感染してしまいます。

予防について

  • オムツ交換の後は石けんを使用し、十分に手を洗いましょう。
  • 予防にはワクチン接種が有効です。
    令和2年から定期接種に位置付けられています。

予防接種について

詳細は、専用ページをご覧ください。

この記事に関する
お問い合わせ先

健康保険部保健所 保健予防課 感染症対策係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階
電話番号:077-522-7228
ファックス番号:077-525-6161

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