HPV(子宮頸がん予防)ワクチンについて

更新日:2024年10月07日

子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染が原因と考えられています。一度でも性的接触の経験があれば誰でも感染する可能性があります。感染しても多くは自然に消えますが、がんになってしまうこともあります。

ワクチンの有効性とリスクを理解した上で接種を受けてください。

HPVワクチン概要版
HPVワクチン詳細版

HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの定期予防接種について

1.接種対象者

  • 小学6年生から高校1年生の年齢に相当する女子
    16歳になる年度の末日(=3月31日)までの接種が定期予防接種の対象です。接種を完了するまでに半年程度かかるため、接種を希望される方は計画的に接種を受けましょう。)
  • 標準的な接種期間は中学1年生です

2.接種スケジュール

子宮頸がん予防ワクチンは3種類あり、種類によって接種間隔が異なります。

接種にあたり、安全性・免疫原性・有効性の観点から、原則同一種類のワクチンを接種してください。

  • 2価ワクチン(サーバリックス®)
    1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、1回目接種してから5か月以上、かつ2回目から2か月半以上の間隔をおいて、3回目接種。
     
  • 4価ワクチン(ガーダシル®)
    1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、2回目接種してから3か月以上の間隔をおいて、3回目接種。
     
  • 9価ワクチン(シルガード®9)
  1. 15歳になるまでに接種を開始する場合・・・1回目接種してから、5か月以上の間隔をおいて2回目接種
  2. 15歳になってから接種を開始する場合・・・1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、2回目接種してから3か月以上の間隔をおいて、3回目接種。

接種までの流れや実施医療機関については、下記リンクをご覧ください。

3.接種当日の持参物

  • 氏名、住所、生年月日が確認できるもの(健康保険証など)
  • 接種記録が確認できるもの(母子健康手帳や接種済証など)

接種の際の持参物は上記の2点です。

(注)予防接種券および予診票は、あらかじめ実施医療機関に配布しております。

4.副反応と思われる症状、予防接種後健康被害救済制度について

比較的軽度の副反応は、一定の頻度で起こることが知られています。主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛み・腫れ、注射部の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神があります。まれに呼吸困難や両手・足の力が入りにくくなる、意識の低下など重い副反応が起こる場合もあります。

ワクチンの接種後に体調の変化があった場合には、まずは接種医療機関に相談してください。通院や入院治療が必要となるなど、症状が重篤な場合には、法律に基づく救済制度の対象となる可能性があります。

詳細は下記ファイル・リンクをご覧ください。

5.接種の機会を逃した方へ

HPV(子宮頸がん)ワクチンの積極的な接種勧奨の差し控えにより、公費での接種機会を逃した方(平成9年度から平成19年度生まれの女性)は、不足回数分を公費で接種することができます。

令和7年3月31日までの接種が対象となります。キャッチアップ接種の対象期間を過ぎた接種は、公費接種の対象にはなりません。

詳細は下記リンク先をご覧ください。

6.ワクチンを自費で接種した方への費用助成について

積極的な勧奨の差控えにより接種の機会を逃した方で、定期予防接種の対象年齢を過ぎてから、令和4年3月31日までにHPVワクチンを自費で接種(任意予防接種)した方に接種費用の助成を実施します。

(注)この制度の申請期限は令和7年3月31日(必着)です。

詳細は下記リンク先をご覧ください。

子宮頸がん検診を定期的に受けましょう

HPV(子宮頸がん)の予防接種を受けたかどうかに関わらず、定期的に子宮頸がん検診を受けてください。子宮頸がん検診は、子宮頸がんを早期発見するために重要です。

大津市では、前年度に大津市の子宮頸がん検診を行っていない20歳以上の方を対象に、子宮頸がん検診を実施しています。

詳細は下記リンク先をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部保健所 保健予防課 予防接種係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階
電話番号:077-526-6306
ファックス番号:077-525-6161

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