高齢者肺炎球菌 定期予防接種のお知らせ

更新日:2025年02月20日

令和6年3月31日で対象者経過措置(70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の方を対象とした定期予防接種)が終了しました。

令和6年度からは満65歳の方のみが定期予防接種の対象です。

高齢者肺炎球菌予防接種は、予防接種法のB類疾病(接種を受ける努力義務なし)の定期予防接種として実施しています。当該接種を受けることについては、本人の意思に基づきます。ご本人の同意なく、接種が行われることはありません。

肺炎球菌と予防接種について

肺炎球菌予防接種は、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐためのものです。

肺炎は日本における死亡原因の第5位であり、日常的に生じる成人の肺炎のうち、約2~3割は肺炎球菌が原因と考えられています。肺炎球菌は、肺炎以外にも、中耳炎、髄膜炎、敗血症・菌血症、侵襲性肺炎球菌感染症などの多様な疾患の原因となります。

定期予防接種として公費で接種していただけるのは、23価の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス®NP)です。

対象者

  1. 満65歳の大津市民
  2. 60歳~64歳の方で心臓・腎臓・呼吸器・ヒト免疫不全ウイルスで身体障害者手帳1級を持っている大津市民(接種前に保健予防課にて接種券の交付申請をしてください)

(注)過去に自費で23価の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス®NP)の予防接種を一度でも受けたことがある方は、1・2のいずれであっても定期予防接種の対象外です。

接種期間

65歳の誕生日~66歳の誕生日の1日前まで

(注)期間内に接種しなかった場合は、定期予防接種の対象にはなりません。

実施場所

登録医療機関(下記ファイルから確認できます)

定期予防接種の対象となる接種回数

1回

(注)2回目以降の接種(全額自己負担)を行うことは可能ですが、5年以内に再接種をすると副反応が強く出ることがあります。必ず、自身の接種歴を確認し、医師とも相談してください。

持参品

  • 健康保険証等
  • ご自宅に届いた接種券

(注)接種券は65歳の誕生日2か月後頃に発送します。
(注)接種券が届かない方は大津市保健所保健予防課までご連絡ください。

接種料金

2,500円

(注)下記対象者については、接種費用が無料になります。

  • 生活保護世帯に属する者
  • 中国残留邦人等支援給付受給世帯に属する者

該当する方は、事前に申請手続きが必要です。申請後、確認書を発行します。

(注)事前の申請がなかった場合や、接種の際に確認書を医療機関へ提出しない場合は、上記接種料金(2,500円)がかかります。

申請場所:大津市保健所(予約不要)、各すこやか相談所(要予約
申請時の必要書類:自己負担免除申請書(PDFファイル:93.4KB)
受付時間:平日9時~17時

大津市外(滋賀県内)の医療機関で接種を受ける場合

滋賀県予防接種広域化事業に登録のある医療機関で、接種を受けることができます。
大津市外(滋賀県内)での接種を希望される方は、事前に大津市保健所保健予防課へご連絡ください。接種に必要な書類を郵送します。

接種を受ける際は、郵送された必要書類を医療機関に持参してください。

滋賀県外の医療機関で予防接種を受ける場合

滋賀県外で定期予防接種を受けるには、事前の申請が必要です。
事前申請をせずに、滋賀県外の医療機関で定期予防接種を受けた場合、費用を助成することはできませんのでご注意ください。

(注)接種後にご連絡いただいても助成を行うことはできません。

1 必要事項の確認

定期予防接種を受ける医療機関または市町村に、以下の事項を確認してください。

  • 大津市民であるが、依頼書があれば予防接種を受けられるか。
  • 受ける予防接種がいくつかある場合、予防接種ごとに1枚の依頼書が必要か、まとめて1枚でいいのか。
  • 予防接種依頼書の依頼先はどこか。(医療機関または市町村)

2 予防接種依頼書申請書の提出

高齢者予防接種依頼書申請書に必要事項を記入して大津市保健所保健予防課まで提出してください。予防接種依頼書申請書をもとに「予防接種依頼書」を作成し、申請者あてに郵送します。

高齢者予防接種依頼書申請書の提出には、電子申請サービス(外部リンク)または下記ファイルをご利用ください。

送付先:〒520-0047
滋賀県大津市浜大津四丁目1番1号
大津市保健所 保健予防課

(注)依頼書の発送には、申請をいただいてから約2週間かかります。

3 依頼書の受領及び医療機関での接種

申請から約2週間後に、

  • 「高齢者肺炎球菌予防接種依頼書」
  • 「定期予防接種(県外)費用助成金交付申請書(兼請求書)」

を申請者宛てに郵送します。依頼書には、健康被害が起きた場合の責任の所在について明記しています。

大津市保健所が発行した依頼書を医療機関に提出し、定期予防接種を受けてください。市町村によっては、予防接種担当課へ直接郵送するよう指示される場合があります。

接種に係る費用については、接種を受ける医療機関の指示に従ってください。料金は医療機関によって異なります。

この際、医療機関から発行される領収書および接種証明書(予診票の写しなど)を受け取ってください。

(注)接種費用助成の申請に必要な書類です。これらの書類がない場合、費用を助成することはできません。
(注)助成できる費用には上限があります。

4 費用助成の手続き

接種費用の自己負担が生じた場合は、費用助成(上限額あり)の制度があります。

大津市保健所保健予防課に下記必要書類を提出してください。(窓口持参または郵送)

  1. 「定期予防接種(県外)費用助成金交付申請書(兼請求書)」
  2. 予防接種時の領収書(医療機関の印鑑があるもの)。写しでも可。
  3. 接種証明書(被接種者の名前、接種日、接種ワクチン、医療機関名及び医師名(代表者)が記入されているもの)。予診票の写しでも可。
  4. 通帳のコピーなど、振込先が分かるもの。

(注)費用の請求は接種後1年以内にしてください。請求期間を過ぎた接種費用に関して、助成を行うことはできません。
(注)助成できる金額の上限は、医療機関等に支払うべき費用の額から2,500円を減じた額です(その額が5,975円を超えるときは、5,975円まで)。

ただし、対象者の属する世帯が生活保護法(昭和25年法律第144号)による被保護世帯又は中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律(平成6年法律第30号)による支援給付受給世帯である場合にあっては、8,475円が上限です。

5 接種費用の振込み

請求後約1か月~1か月半後に、請求書に記載された口座へ助成金を振込みます。

副反応について

ワクチン接種後に、体内でウイルスに対する免疫ができる過程で、さまざまな症状が現れることがあります。

肺炎球菌ワクチンを接種することにより生じる主な副反応は、接種部位の疼痛、熱感、膨張、発赤などが報告されています。また、まれに報告される副反応は、アナフィラキシー、血小板減少、ギラン・バレー症候群、蜂巣炎様反応などがあります。

予防接種後健康被害救済制度について

予防接種により、健康被害(病気になったり、障害が残ったりすること)が起こることがあります。
極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部保健所 保健予防課 予防接種係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階
電話番号:077-526-6306
ファックス番号:077-525-6161

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