認定新規就農者 大石 龍さん

農業を始めたきっかけ
農業を始めたきっかけは、病院で看護師として10年近く勤務していて高齢化が進み認知症患者が増える医療現場でこのままではいけないと危機感を感じて今までの形とは違う医療環境を作りたいと考えました。
そして、たどりついた先が病院や介護施設で農作業ができる環境作りでした。
水やりや草刈りなどの農作業を病院や介護施設の中で、認知症進行予防として、園芸療法や園芸福祉に取り組みたい!と考え農業の世界に飛び込みました。
農業で大変なこと
草刈りと草ひきです。
農業をして良かったこと
草刈りや草ひきが終わった後の達成感は気持ちが良いです!
認知症高齢者施設で月1回、大津市学校給食向けの青ネギの出荷準備を入居者の方と一緒にやっていて、100歳のおばあさんが僕よりも早いスピードで調整してくれることや、みんなでしゃべりながら作業しているときが楽しいです。
活力している取り組みや今後の展望
青ネギの周年栽培をして、今年7月からは大津市内全ての給食の青ネギを周年で出荷しています。
介護施設と共に農福連携の取り組みとして給食向けの青ネギの出荷作業を施設入居者と一緒に取り組んでいます。子どもと高齢者が学校給食を通じて、ぐるぐるつながるストーリー作りに取り組んでいます。
今後、新しい取り組みとして滋賀県立むれやま荘と農福連携が出来るように準備を進めています。地域に人が集まるストーリーを作り、たくさんの仲間と一緒に地区を盛り上げていきたいと考えています。
新規就農をお考えの方へアドバイス
何事も一人でやらないほうが良いです。
情報はお金より大事なこともあるので、情報をもっている人・場所に出会えるようにすることは大切だと思います。
更新日:2025年07月29日