飛沫防止用透明シートの火災危険について
市販されている飛沫防止用シートの多くは可燃性で、取り付け場所によっては火災の発生と延焼に繋がり危険です。
接客時や従業員間の感染拡大防止を目的とした飛沫防止用シートを取り付ける際には火災予防上の注意が必要です。
実際に、飛沫防止用シートに着火し火災となった事例もありますので、取り付け位置を確認するとともに、万が一の火災に備えて消火設備などの使用方法を確認しましょう。

飛沫防止用シートは次の場所では使用しないでください
火災予防上支障のある場所
- コンロやフライヤーなど火気を使用する場所
- 白熱電球など熱源となるものの付近
消防用設備等への影響がある場所
- スプリンクラー設備のスプリンクラーヘッド付近
(散水障害が生じる可能性があります。) - 自動火災報知設備の感知器付近
(熱や煙の感知の妨げになる可能性があります。)
避難の支障となる場所
- 避難経路を閉鎖するおそれのある場所
- 誘導灯の視認障害となる場所
その他の留意事項
- 火気使用設備・器具、白熱電球等の熱源となるものの近くには原則設置しないようにしてください。ただし、これらの近くに設置することが感染予防対策上必要な場合にあっては、燃えにくい素材(難燃性、不燃性、防炎製品など)を使用してください。
- 同じ素材であれば、薄いフィルム状のものに比べて板状のものの方が防火上望ましいです。
- 取り付けに際して不明な点がありましたら、管轄する消防署へ相談してください。
- 建築基準法令上に関することについては、市建築部局に確認してください。
飛沫防止用のシート設置に係るリーフレット
飛沫防止用のシート設置に係るリーフレット (PDFファイル: 1.4MB)

更新日:2021年03月17日