【消防局】映像通報システムの運用を開始します
映像通報システムってどんなもの
大津市消防局では、令和6年3月1日(金曜)から、119番通報された方に災害現場の様子をご自身のスマートフォンで撮影し、消防指令センターに送信していただく「映像通報システム」を開始します。
このシステムは、言葉では伝えることが難しい災害現場の状況を、消防指令センターでリアルタイムに把握することができるものです。
119番通報の際に、映像の撮影と送信をご依頼することがあります。また、映像送信にかかる通信料は通報された方のご負担となりますのでご理解とご協力をお願いいたします。
ご協力のお願いについて
下記に当てはまる場合、119番通報を受信した消防指令センターが通報者にご協力をお願いすることがあります。
- 通報者の安全が確保されていることを確認できた場合
- 通報者に通信料等の負担が発生することを事前にご説明し、ご承諾いただけた場合
(通信料金は、ご契約の通信会社やご契約のプランによって異なります)
操作手順
1 119番通報を受付けた際に、災害現場の撮影と、映像送信のご協力についてご説明します。
2 ご承諾いただくと、消防指令センターが通報者の携帯電話にショートメッセージ(SMS)を送信します。
注:ショートメッセージ(SMS)を開く前に、電話の音声をスピーカーフォンに切り替えて下さい。撮影中にスマートフォンから耳を離しても、電話の音声が聞こえるようになります。
3 メッセージを受け取ったら、記載されたURLをタップします。
4 ウェブブラウザから映像通報システムが起動します。
注:ブラウザはAndroidの場合「Chrome」、iPhoneの場合は「Safari」をご利用いただく必要があります。
5 撮影前の注意事項を確認します。問題がなければ承諾いただき次へ進みます。
6 映像通報システムではマイクやカメラ、位置情報を使用します。使用の許可をして次へ進みます。
7 ビデオカメラボタンをタップして撮影を開始します。
8 撮影している映像は消防指令センターへ伝送され、現場の状況を映像で確認します。
注:必要に応じて、消防指令センターから通報者に応急手当(止血方法や胸骨圧迫の方法)などの映像を送信することもあります。
奏功事例
令和5年5月から実証実験を実施した結果、以下のような効果がありました。
- 登山者が負傷した山岳救助事故で、システムを活用して位置が特定でき、防災ヘリコプターと連携し早期に救出できた。
- 車両が大破した交通事故で、医師や消防隊が事故状況の映像を確認したことにより、迅速な判断に繋がった。
- 通報者のスマートフォンに心臓マッサージの方法を映像で配信し、救急隊の到着まで効果的な応急手当が実施された。
運用開始日
令和6年3月1日(金曜)
対応可能な通信端末
- NTTドコモ、au、ソフトバンク
(注)MVNOを含みますが、すべてのMVNOスマートフォンが利用可能ではありません - データ通信、通話及びSMSに契約されていること
(注)契約によるデータ通信の外部アクセス制限がかかっていないこと
OS | ios12.2以上 |
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ブラウザ | safari |
OS | バージョンは問わない |
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ブラウザ | Google Chrome(最新バージョンおよび1つ前のバージョンのみ) |
よくある質問
Q.通信料はかかりますか?
A.かかります。データ通信料金は通報者の負担となります。ご承諾いただける方のみご協力をお願いします。
Q.通信料はどれくらいかかりますか?
A.1分間あたり15MB程度です。通信料金はご契約プランにより異なります。
Q.撮影中に周囲の方から撮影に関する誤解をされた場合は?
A.大津市消防局からの依頼により撮影していることをお伝えください。必要に応じて大津市消防局から周囲の方に説明させていただきます。
Q.どのような携帯電話でも利用できますか?
A.SMS(ショートメッセージ)の機能があるスマートフォンで利用できます。ただし、機種やバージョンによっては利用できない場合もあります。
Q.通報者が撮影した映像は、通報者のスマートフォンに保存できますか?
A.通報者のスマートフォンには保存できません。
この記事に関するお問い合わせ先
消防局 通信指令課
〒520-8575 市役所新館3階
電話番号:077-522-0119
ファックス番号:077-522-4657
通信指令課にメールを送る
更新日:2024年03月01日