大津市における下水道管路の全国特別重点調査について

更新日:2026年04月21日

1.概要

令和7年(2025年)1月28日、埼玉県八潮市において、下水道管路の破損に起因すると見られる道路陥没事故が発生しました。
これを受け、国土交通省は「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」を設置し、再発防止に向け、下水道管路の状況を早急に把握する必要があるとの提言を取りまとめ、令和7年3月18日付で、各自治体に対し全国規模での特別重点調査の実施を依頼しました。

 

本市においても対象となる管路が存在するため、本依頼に基づき調査を実施しました。
今回の調査では、直ちに道路陥没の要因となるような異状は確認されませんでした。

2.調査対象

本調査の対象は、以下の条件を満たす下水道管路です。

  • 内径2m以上の円形管、または断面積3.14平米以上の矩形管(ボックスカルバート等)
  • 設置または改築から30年以上が経過している管路(平成6年度以前に整備)

本市の対象の下水道管路は2.367kmであり、すべてが雨水管で、汚水管の対象はありませんでした。

対象管路延長

対象となる下水道管路

管の種類

対象の延長

汚水管

0 km(該当なし)

雨水管

2.367 km

汚水管と雨水管の違い

下水道管には「汚水管」と「雨水管」の2種類があり、流れる水の性質が異なります。

汚水管は、生活排水などを流すための管路です。管内で硫化水素が発生しやすく、条件によってはコンクリート腐食の要因となることがあります。

一方、雨水管は雨水を流すための管路であり、通常はコンクリートを腐食させるような環境が生じにくいとされています。

 

今回の調査対象となった管路は本市においては、すべて雨水管であり、汚水が流れる管路ではありません。

3.調査内容

目視による管路内の状況調査

調査状況(矩形管)

調査状況(円形管)

4.調査結果

本調査は、国が定めた全国特別重点調査による緊急度の判定基準(注)に基づき実施しました。

(注)判定基準は、八潮市の汚水管のように硫化水素による将来的なリスクも含めて判定することとなっています。

今回調査した雨水管では、硫化水素によるコンクリートの腐食は発見されませんでした。

鉄筋露出

管への浸入水

管のクラック

今回の調査で、鉄筋露出やクラック等が一部確認されましたが、管路内への外部からの土砂流入など、直ちに道路陥没の要因となるような異状は確認されませんでした。

5.調査に基づく評価

  • 緊急度I:1.151km [1年以内に対策が必要と評価されたもの]
  • 緊急度II:0.469km [5年以内に対策が必要と評価されたもの]

(注)緊急度とは、下水道管の腐食、たるみ、破損等をそれぞれ診断し、劣化の程度により評価されたもの

参考(外部リンクへ繋がります):埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没を踏まえた下水道管路の全国特別重点調査の実施について(提言)

 

6.今後の予定

異状箇所対策

緊急度IおよびIIと判定された区間については、計画的に修繕を進めます。

  • 緊急度I:令和8年度中に修繕
  • 緊急度II:令和12年度までに修繕(早期に対応すべき箇所から、優先的に実施する)

修繕の実施により、管路の健全性の向上を図ります。

空洞調査

今回の調査結果により、緊急度I及びIIと判定された区間については、国から、道路陥没に直結する空洞の有無を確認するための詳細調査を依頼されているため、現在この空洞調査を実施しています。

空洞調査結果は、令和8年6月頃にこのホームページで公表予定です。

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