水道水の異臭対応について

更新日:2025年09月25日

水道水の臭いについて

現在、大津市の水道水の水源である琵琶湖において、ジェオスミン(かびのようなにおいの原因物質)を生成する植物プランクトンが大量に増加しており、令和7年9月21日に膳所浄水場の給水栓(蛇口)で採水した水道水中のジェオスミン濃度が水質基準値を超過したことを確認しました。その後、令和7年9月24日時点の簡易検査においては、ジェオスミン濃度が低減しております。

水道水でかびのような臭いを感じることがありますが、ジェオスミンはかびではありません。健康への影響はありませんので、水道水は通常どおり使用していただけます。

現在、水質の改善に向けて全力で取り組んでおりますので、ご理解をいただきますようお願いします。

なお令和7年9月25日現在において、市内全5浄水場で水質基準値の超過はありません。

 

概要

採水日 令和7年9月24日(水曜) 午前

採水場所 膳所浄水場給水栓(大平一丁目、晴嵐一丁目)

検査概要(簡易検査)
物質 / 採水場所 大平一丁目 晴嵐一丁目
ジェオスミン 2 ng/L 1 ng/L

水道法で定められた水質基準値  10 ng/L以下

(注)ng:1ナノグラム(ng)は1グラム(g)の十億分の1

臭気の原因について

水道水のもととなる琵琶湖において、かびのような臭いを生成する植物プランクトンが大量に存在していることが原因と考えています。

浄水場の対応について

当該浄水場では臭いのもととなる物質を吸着させる活性炭を増量したり、浄水処理を行う過程での対策を強化しています。

飲用いただいても健康への影響はありません

このにおいのもととなる物質に毒性は無く、飲用いただいても健康への影響はありません。

臭気が気になる場合は、5~6分間煮沸すると、臭気を低減できます。ただし、一度沸騰させた水道水は消毒効果がなくなるので、冷蔵庫で保存するとともにお早めにご使用ください。

各浄水場での対応状況

琵琶湖において植物プランクトンに由来する異臭味が発生している場合は、影響を受けている浄水場で異臭味対策として活性炭処理を実施し、脱臭に努めております。

活性炭処理の実施状況 令和7年9月25日現在
大津市の浄水場 活性炭処理 異臭の種類
八屋戸浄水場 実施中 かび臭
真野浄水場 実施中 かび臭
柳が崎浄水場 実施中 かび臭
膳所浄水場 実施中 かび臭
新瀬田浄水場 実施中 かび臭
浄水場の位置図

お問い合わせ

企業局 水質管理課
〒520-0022 大津市柳が崎6-1
電話番号:077-524-1644
ファックス番号:077-522-4457

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