きらッと大津景観広告賞

更新日:2023年12月15日

大津市では、屋外広告物を景観形成の大きな要素として扱い、まちの景観づくりの方針や周辺環境に調和した屋外広告物の掲出による、景観保全と形成を進めています。「きらッと大津景観広告賞」は、先導的な役割を担う良好な広告物を選定、顕彰することで「良好な広告物による良好な景観づくり」を目指すものです。

 

令和5年度 きらッと大津景観広告賞・古都大津20周年記念賞

本市が古都指定を受けて20周年を迎えることを記念して、「きらッと大津景観広告賞」に加え、古都大津の歴史的景観にふさわしい広告物を表彰する「古都大津20周年記念賞」を特別に設けて、開催しました

対象地域としては、歴史的なまちなみの残る、園城寺歴史的風土特別保存地区周辺としました。

滋賀県広告美術協同組合理事長賞 ciocco

ciocco 外観の様子 ciocco 看板の写真

店舗はお寺の門をくぐった先にあり、隠れ家のようになっています。門の前には、木でつくられたシンプルな看板があり、落ち着いた印象で、お寺の雰囲気に合っています。看板の足元には重しとして薪が置かれており、薪火料理を提供しているお店の特徴を表しています。

店舗の壁面に貼り付けられた看板は、落ち着いた印象で店舗の雰囲気に合っています。看板や木で作られた扉、店舗を囲むオリーブや蔦などの自然、看板を照らすライトなど、全てが一体となって調和しており、控えめのデザインの看板は、まちなみと調和した素敵な景観を演出しています。

きらッと賞 千石鮓

千石鮓 外観の写真

成安造形大学の学生の皆様により、実際にまちを歩いてワークショップをしていただき、「きらッと賞」として、学生の皆様に選んでいただいた看板です。

独特な形をした木製の看板に屋号が貼り付けられており、店舗入り口ののれんとともに魅力ある空間を演出しています。創業当初から引き継がれてきた看板は、大津の歴史とともに歩んでおり、これからも大津に根付いてほしいという願いから、「きらッと賞」として選出されました。

古都大津20周年記念賞 四ツ辻の辻一

四ツ辻の辻一 外観の写真

町家をリノベーションされた店舗の壁面に、直線のみで店舗名が書かれたシンプルな看板が設置されています。看板の後ろには、ライトが設置されており、夜になるとふわっと浮かび上がるようになっています。看板そのものは近代的であるものの、歴史的な建物の景観を損なわないデザインが優れた看板として選ばれました。

令和2年度 きらッと大津景観広告賞

JR堅田駅周辺から浮御堂、出島灯台を含む琵琶湖岸周辺までの堅田地域を対象としました。

大津市長賞 ALEX COSMETIC Anjin

大津市長賞 外観の写真

店舗の壁面に、妖精が覗き込む窓も丸窓もリアルに描かれ、それらのイラストと繋がるように全体が構成されており、一つの絵画を見ているような気分になります。まちなかアートのような、まちの価値を高める見事なサインであり、また、現場でしか味わえないトリックアートの面白味もあって、まさに、きらッとした広告物と言えます。

滋賀県広告美術協同組合理事長賞 浪乃音醸造元

浪乃音醸造元 外観の写真

店舗は、杉玉を中心として、とびらが左右対称になっている建物で、1枚ガラスの引き戸の木の枠組みが、おもむきのある雰囲気を醸し出しています。モダンな雰囲気がまちなみ景観をつくっているだけでなく、ガラス面に表現するサインが幾重にも積み重なった酒造の歴史性を伝えていると言えます。

きらッと賞 たつおか整体院

たつおか整体院 外観の写真

大学生によるワークショップを開催し、実際にまちを歩いて、デザインの光る広告物を探し出し、「きらッと賞」として学生たちが選考した作品です。石畳風の道路とその先の浮御堂を望む風景の中で、主張しすぎない看板のしつらえが、まちなみと調和した素敵な景観を演出していると言えます。

平成29年度 きらッと大津景観広告賞

江戸時代に築城された膳所城の城下町であり、東海道の名所のひとつであった、東海道を中心とした膳所地域(JR・京阪膳所駅から京阪粟津駅)を対象としました。

受賞作品:大津市長賞 おくすえ整骨鍼灸院

 

「おくすえ整骨鍼灸院」の屋外看板

看板の設置位置、形状、書体、材質、配色の全てが計算され、バランスのとれた広告物です。白壁に映える黒文字の書体は、町家建築にフィットしながら、落款風の「P」の赤がよく効いており、今日性と古都大津の伝統を兼ね備えた広告物と言えます。

滋賀県広告美術協同組合理事長賞 ギャルソン

「ギャルソン」の屋外看板

建物雰囲気にマッチし、かつ、スパイスともなっている効果的な広告物です。素材や文字の色使いなどがモダンな印象を与えています。この辺りは明治期に建てられた煉瓦積みの建物がところどころに残っており、今日にそれを柔らかく伝えているようにも思えます。

きらッと賞 よりみちぱん

大学生によるワークショップを開催し、実際にまちを歩いて、デザインの光る広告物を探し出し、「きらッと賞」として学生たちが選定した作品です。

「よりみちパン」の屋外看板

木製の看板は、周囲の景観に溶け込みながら、お店の位置をイメージされた図柄と、温かみのある字体の店名が示され、ユーモアを感じさせるデザインです。

平成26年度 きらッとおおつ景観広告賞

大津市と草津市との景観連携事業として両市を結ぶ旧東海道沿道及びその周辺を対象として、両市がそれぞれ屋外広告物を表彰することとしました。

大津市においては「石山地域」(JR石山駅周辺)と「瀬田地域」(JR瀬田駅周辺)の2地域を対象としました。

受賞作品 きらッと賞(学生による選定)

平成26年10月4日に成安造形大学と立命館大学の学生によるフィールドワーク(現地調査)及びワークショップを開催し、デザインが優れて、建物やまちなみに調和した広告物を大学生の目線で選出し、選考しました。

でんや

所在地 大津市粟津町4-11

「でんや」の屋外看板

2つのひさし看板は、いずれも木製で縁は銅となっています。看板の文字はかなで表記された「でんや」とさりげなく英字で表記された「denya」の組み合わせとなっており、街の顔である駅前において、落ち着いた趣きのある建物にマッチした看板となっています。

神戸屋洋服店

所在地 大津市大萱一丁目1-16

「神戸屋洋服店」の屋外看板

レンガ造りの壁の上に黒く光沢のある石板に店名が彫りこまれています。看板は小さく一見控え目ですが、周囲の民家とも馴染んでいて十分存在感のある広告物といえるでしょう。

平成22年度 きらッとおおつ景観広告賞

大津の景観を象徴する大津駅周辺、大津百町、旧東海道を含む大津市中心市街地活性化基本計画区域内に設置されているものを対象として選考しました。

4部門(公募):突出広告物部門「和風アンティークカフェ喜一郎」

所在地 大津市梅林一丁目2-7

「和風アンティークカフェ喜一郎」の屋外看板

デザインが新しく、まちなみに調和しています。ペイントが丁寧で、舟板に手書きの文字が面白いです。文字は目立つ色ですが、けばけばしくなく、あじわいがあります。

のれん・ちょうちん部門「大津 魚忠」

所在地 大津市京町二丁目4-10

「大津 魚忠」の屋外看板

伝統性を重んじ、旧東海道のまちなみに調和しています。色彩もよく、老舗和風料理店の雰囲気がよく出ています。

ひさし看板部門「藤屋内匠」

所在地 大津市中央三丁目2-28

「藤屋内匠」の屋外看板

伝統性を重んじ、旧大津百町の街並みに調和しています。広告物自体は新しいものですが、古い看板を復元しているので趣きが感じられます。

壁面広告物部門「ふゅーちゃ」

所在地(大津市京町三丁目2-11)

「ふゅーちゃ」の屋外看板

さりげないデザインで、まちなみに調和しています。芸術性の高いデザインで、字体がユニークです。製作や取り付けに工夫がみられます。

きらッと賞(学生による選定)

平成22年8月30日に大学生によるワークショップを開催し、優良屋外広告物の調査を行い、デザインの最も優れた広告物を大学生の目線で選出し、きらッと賞1点を選考しました。

柴山商店

所在地 大津市京町一丁目3-25

「柴山商店」の屋外看板

透明な素材を使用することで、旧東海道沿いの町家の外観を侵すことなく、むしろ調和している様は、新しい大津のあり方を表しているようです。シンプルかつさりげないデザインは、斬新であるともいえるでしょう。

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