災害時の行動「地震編」
このページでは、地震が発生した際にとるべき行動を紹介しています。地震災害について確認する場合は「地震災害」のページをご覧ください。
地震発災後の影響

古いビルが壊れたり、落下物が発生します
古いビルや家屋そのものが壊れ人が生き埋めになったり、外壁や窓ガラスが割れて落下しけがをする可能性があります。

電話がつながりにくくなります
通話の集中や通信設備の被災などにより、電話やインターネットができなくなったり、つながりにくくなります。

道路が通れなくなります
建物が崩れたり、歩行者や自動車が集中し、大渋滞で避難が困難になることが予想されます。郊外では土砂崩れなどによっても道路の寸断が発生します。

電車が動かなくなります
様々な理由で線路が寸断されたり、線路が無事な場合でも安全確認に時間がかかる等の理由で、相当な時間電車が動かない場合があります。

電気・ガス・水道が使えなくなります
停電、都市ガスの停止、水道の断水が起こり、復旧まで時間がかかる場合があります。
地震発生時の行動(発災害直後からの流れ)
地震時の行動
地震発生の恐れがある場合、気象庁から緊急地震速報が発表され、テレビや携帯電話の音が鳴ります。
緊急地震速報が鳴ったとき、また、揺れを感じたときは、落ち着いて、即座に下記の行動をとりましょう。
1.まず頭を守る 地震が発生したら、まずは落ち着いて机の下に隠れるなどして自分の身の安全を図りましょう。就寝時には布団や枕で頭をカバーしましょう。 |
2.揺れがおさまってから火元を確認 揺れがおさまったら、家族の無事と火の元の確認を行い、火災の発生に十分注意しましょう。 |
3.出口の確保 家屋が傾いて扉が開かなくなることがあります。窓や戸を開けて避難出口を確保しましょう。 |
4.足元などに注意して避難 外へ避難する際には慌てずに行動しましょう。ガラスなどを踏むことがあるので、必ず靴を履いて避難しましょう。 |
5.安否情報の提示 避難先や安否情報を扉に貼っておき、自分たちの所在が分かるようにしておきましょう。 |
6.避難路にも注意 壊れた家やブロック塀は倒壊する危険性があります。できるだけ広い道や場所を選んで避難しましょう。 |
7.正確な情報収集 ラジオなどで被害状況や避難場所等に関する正確な情報を収集しましょう。 |
8.地域で助け合う 自宅が被災しなかった人も、地域の救出救助や避難所の開設・運営に協力しましょう。 |

緊急地震速報とは
緊急地震速報は、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予測し、可能な限り素早く知らせる情報のことです。強い揺れの前に、自らの身を守ったり、列車のスピードを落としたり、あるいは工場等で機会制御を行うなどの活用がなされています。
入手手段 | テレビ・ラジオ 携帯電話(緊急速報メール・エリアメール) |
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基準 | 最大震度5弱以上を予想 (震度4以上が予測される地域に発表) |
内容 | 震源地、強い揺れが予想される地域など |
特徴 | 原則、ひとつの地震に対して1回発表 比較的規模大きい地震では複数回発表 |
緊急地震速報は見聞きしてから強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありません。その短い間に身を守るための行動を取る必要があります。気象庁のホームページでさらに詳しくご覧いただけます。
リンク:緊急地震速報について
こんな場所で災害が起こったら(場面別の注意事項)

道路を歩いている時
- ビルの窓ガラスの破片、看板などの落下物に注意し、持ち物などで頭を守る。
- 近くの広場や頑丈なビルに一時避難し、様子を見る。

自動車を運転している時
- 急停車せずに、徐々に減速し、道路の左側に停止し、エンジンを止める。
- 避難する時は、鍵をつけたまま歩いて避難する。
- カーラジオで災害情報を聞く。

交通機関を利用している時
- カバンなどで頭を保護する。
- 緊急停止に備えて、つり革・手すりにしっかりつかまる。

エレベーターの中にいる時
- すべての階のボタンを押し、一番近い階でとまったらすぐに降りる。
- 停電などでドアが開かなくなったら、緊急連絡ボタンを押し、指示を待つ。
大津市シェイクアウト訓練に参加しよう
大津市では地震発生直後にとる行動を身につけるため、毎年「防災の日」である9月1日ごろに、地震から身を守る1分間の安全確保行動を行う「大津市シェイクアウト訓練」を実施しています。
1分間だからこそ、どこでも、だれでも気軽に参加できる訓練です。訓練に参加して、地震が発生したときの自分の身を守る安全確保行動 「まず低く、頭を守り、動かない」 を身につけましょう。
更新日:2021年05月25日