流産や死産でお子さまを亡くされた方へ

更新日:2025年09月24日

流産や死産などにより大切なお子さまを亡くされた方の悲しみは、はかり知れません。

つらい気持ちをひとりで抱え込まず、つらいと感じた時や誰かに聞いてほしいと思われた時は、助産師等がお話しを伺いますので、ご自身のタイミングでご相談ください。

相談窓口や利用できる制度、手続きをご案内し、悲嘆(グリーフ)を抱えたまま孤立することがないよう、情報をお届けします。

(流産には、人工流産の方も含まれます。)

1 相談窓口について

大津市の相談窓口

「性と健康の相談支援事業」では、流産や死産等で亡くされた大切なお子さんへの思いや、不妊や流産・死産を繰り返す不育症の悩みなどを、助産師がその気持ちに寄り添い、電話・面談・オンライン等で支援します。ご本人だけでなく、ご家族の方もご相談いただけます。

ご予約の際は、「性と健康の相談について」とお申し付けください。

実施方法

電話・面談・オンラインのいずれかの方法で実施。(注)要予約 

(注)面談は、明日都浜大津で実施します。

予約方法

「大津市けんしん等ネット予約システム」、または母子保健課(077-511-9182)までお電話ください。

相談日

  • 令和7年 5月26日 7月28日 9月22日 11月17日
  • 令和8年 1月26日 3月23日

(注)実施予定日は、都合により変更になることがあります。詳しくは性と健康の相談支援事業ホームページをご確認ください。

(注)上記日程で都合がつかない場合は、母子保健課にお問合せください。ただし、相談は、月曜~金曜(祝日、12月29日~1月3日を除く)の10時から16時までです。

滋賀県内の相談窓口

滋賀県不妊・不育相談センター、一般社団法人滋賀県助産師会で相談を行っています。

2 利用できる制度について

産婦健康診査

身体やこころの健康状態を確認するため、流産・死産後の2週間と1か月頃に医療機関で産婦健康診査受診券(以下「受診券」という。)を利用して、産婦健康診査を受けていただけます。健康診査では、問診、診察、体重・血圧測定、尿検査、こころの健康チェックなどを実施します。

滋賀県以外の医療機関を受診された場合の費用は受診券が使えませんので、本市の定めた金額を上限に健診費用を申請に基づき償還払い(払い戻し)を行います。

産後ケア事業

産後ケア事業は、流産や死産などで大切なお子さまを亡くされた方もご利用いただくことができます。大津市が委託する医療機関や助産所の助産師が、ご自宅への訪問(居宅訪問型(アウトリーチ))等により、こころと身体のケアを行います。

利用できる方

大津市に住民票があり、流産や死産を経験して1年未満の方

サービスの内容

  • 居宅訪問型(アウトリーチ)
    自宅に助産師が訪問し、ご自身の生活スタイルに添った具体的な相談が可能です。ご家族と一緒にアドバイスを聞くことができます。
    利用時間は、1回につき原則2時間です。

利用者負担金

  • 1回の流産または死産につき、通算利用回数は7回です。
  • 居宅訪問型(アウトリーチ)は、通算利用回数5回目までは利用者負担金の減免があります。
  • 生活保護世帯及び非課税世帯は無料です。
利用者負担金
事業型 利用者負担金(赤字は減免後)
居宅訪問型
  • 通算利用回数1~5回のうち1回目無料、2~5回目について1回につき1,000円
  • 通算利用回数6、7回目について1回につき1,600円

(注)ご希望により、通所型(デイサービス)、短期入所型(ショートステイ)の利用もできます。詳細は母子保健課までお問い合わせください。

相談方法

  • すこやか相談所に来所または電話で、利用希望日の10日前までに申し込んでください。
  • 電話の場合は、後日、担当者(保健師または助産師)が面談を行います。

すこやか相談所

注意事項

  • 利用施設への申し込み、利用日の調整等は、ご希望をお聞きしたうえで大津市が行います。大津市が調整した予約日に限り、利用者負担金の費用で利用できます。
  • 利用をキャンセルされた場合、利用施設が設定したキャンセル料がかかることがあります。キャンセル料の支払いは、金融機関での振込になります。

3 手続きについて

大津市母子健康手帳・母子健康手帳別冊

母子健康手帳及び母子健康手帳別冊(大津市妊産婦健康診査受診券)は、流産・死産された場合もお返しいただく必要はありません。

償還払いについて、詳しくは下記のページをご覧ください。

妊婦のための支援給付

妊婦のための支援給付は、流産・死産をされた方も給付の対象になります。妊娠届出後に1回目の給付申請をされた方は、2回目の給付について、医療機関で流産・死産の事実が確認された日以降に申請ができます。

妊娠届出前に流産された方は、医師による胎児の心拍が確認されていた事実及び妊娠していた胎児の数等を証明する診断書が必要です。

死産届

妊娠12週以後に流産または死産された場合は、届出が必要です。

大津市での窓口は、戸籍住民課、各支所です。

出産育児一時金申請

妊娠12週(85日)以降の流産または死産は、出産一時金の対象になります。申請方法は、ご自身が加入されている健康保険組合に確認してください。

大津市国民健康保険に加入されている方は、下記のページをご覧ください。

4 自助グループ・ピアサポートグループについて

自助グループとは、共通の悩みを抱える方やそのご家族が自ら運営し、自主的に活動を行っているグループです。

滋賀県のピアサポートグループについては、下記のページをご覧ください。

5 流産・死産を経験された方への情報提供

こども家庭庁では、都道府県の相談窓口一覧、働く女性が流産・死産された場合に利用できる制度、社会保険関係について、情報を提供しています。

詳しくは、下記のページを御覧ください。

6 Baby Loss Awareness Week(ベイビー ロス アウエアネス ウイーク) ピンク&ブルーリボン運動について

毎年10月9日から10月15日は、Baby Loss Awareness Week~亡くなった赤ちゃんとご家族に思いを寄せる1週間です。流産・死産・新生児死などで赤ちゃんを亡くしたご家族の心のケアや支援の必要性について啓発する国際的な啓発週間です。国際啓発シンボルとして、ピンク&ブルーリボンがあります。

詳しくは、Baby Loss Family Support‛Angie’のホームページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

こども総合支援局 母子保健課
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1-1 明日都浜大津2階
電話番号:077-511-9182
ファックス番号:077-523-1110

母子保健課にメールを送る